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武者頑駄無たちと堕悪闇軍団との戦いが終わってから3ヵ月がたった2002年4月。日本に遊びに来ている武者たちの間では、主催者不明の「武者バトル」が流行っていた。そんなある日、若神丸と名乗る新顔の若武者が、彗星のごとく武者バトル会場に現れ、乱入した叛多亜武者を撃退して勝利する。強い武者のサポーターになることを夢見ていた少年カツミは、若神丸のナンバー1サポーターになることを誓い応援する。 武者バトルで活躍する若神丸に、頑駄無流師範の撃鱗将頑駄無と號號将頑駄無から突然の合宿命令が下る。撃鱗将は、いずれ来るであろう叛多亜武者との大戦のために、天宮の若い世代を代表する武者頑駄無流の若神丸、裏頑駄無流の斧雷丸、時防流の覇利丸を各流派の立派な代表に育てようと、地獄の特訓を開始する。その最中、號號将が日本に封印するために持ってきた“不思議の鎧”を狙い、多数の叛多亜武者が若神丸たちに襲いかかる。それは、若神丸たちの命をかけた、厳しい試練の始まりだった。 若神丸たちは、お互いの絆を深め、数々の試練を乗り越えていけるのか……!?
主人公のワカが可愛いです。
武者○伝の続編で、大将軍の息子ワカと将来の側近候補がペガサスの国(現代日本)で戦い、成長する話です。
斧愛嵐(ブーメラン)など好きなエピソードは沢山あります。特訓風景も楽しいし、主人公のワカは可愛いです(念押し)。
しかし正直言って残念な点も多く、『○伝は2こそ至高!』という方には申し訳ないですが、個人的には惜しい作品カテゴリです。
勿論好きですが、参武作の中では1番微妙…
特に気になるのは
①武者バトルが空気
歴代の英雄がドリームチームで戦う素敵設定なのに描写が少ない。主人公チームすら印象に残らない。
最終回でいきなり再登場されても…
②ラスボスが弱い
1の魔王頑駄無・天鎧王、3の破牙(バキ)魔王・無者の月 に比べ明らかに弱い。
③続編ありきの投げっぱなエンド
1でも伏線は残ったが世界を救って大団円。
2は『これから凄い敵が来るぞ…』で終了。
④マッチポンプ感
主人公達の修行に巻き込まれて危険にさらされる日本…
1の主人公達は平和ボケしても必死で護ろうとしたのに…
勢いで駆け抜けた無印、完結編である3と違い、2は早い段階で続編が決定したのだと思います。
結果として1と3の "つなぎ" になってしまい、単体で読んだ時『え、これで終わり?』な作品になってしまいました。
メディアミックス作品でありストーリー概略も連載期間も決まっている中、盛り上げるのは困難だった気もします。武者バトルやお嬢様の描写にページを割いたら他が薄くなりますし…
そんな中でもワカの『強い優しさ』を一貫して描いているのは好印象です。
続編の3でせっかく成長した側近候補の出番があんまり無かったのは秘密です!
そしてワカは歴代主人公の中で1番可愛いです(駄目押し)!!