借りパク、ダメ絶対!図書館お仕事漫画【最新話の感想】
自分は小中高までは「借りたものは返す」という当たり前のことが出来ていたのですが、大学生になると図書館の本を借りパクレベルで延滞しまくっていました。延滞した日数分だけ貸し出し停止になる仕組みだったため、最終的には卒業したあとも本を借りられないという、寿命が尽きても刑期が終わらないアメリカの死刑囚みたいな状態でした。 ヤンマガWebからヤンマガ本誌への移籍ということでいきなり15話から読んだのですが面白かったです!そして反省……本当にすみませんでした。 第1話では万が一借りパクしてしまった際の図書館への弁償方法が説明されてて勉強になりますのでぜひ。 (ヤンマガWebで3話までよめます) https://yanmaga.jp/comics/%E7%A8%8E%E9%87%91%E3%81%A7%E8%B2%B7%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%9C%AC https://twitter.com/zuino/status/1430119253965893639?s=20
ざっくり説明しますとヤンキー主人公がとある理由から図書館で本を借りようとした所未返却本の存在に気付くがそれを誤魔化そうとした際、そこで働く職員達とのトラブルにまで発展してしまい本の弁償や図書館や社会のルールとは何ぞや?と言う初っぱなからドタバタした内容からこの物語は始まりますが、その描写や内容がとても丁寧で図書館では忘れがちになっている大切さや思いやりに気付かされる良いお仕事系漫画に仕上がっており大変満足しましたね
その中でも特に気に入った所が幾つかありますがまず図書館の職務内容についてですが原作者のずいの先生がまとめた【図書館だより】なる物が各エピソード終わりにあるのですが元図書館勤務をなさっていた経歴のある、ずいの先生のリアルなコメントや経験を元にした文章が分かりやすくエピソード内容とリンクした解説にもなっていたりと脱帽するレベルになっている所が素晴らしかったですね
次に本の装丁等の側やデザインについてですがカバー裏や目次は勿論ですが1ページ目の作りまでもが1度は目にする小説や図書館仕様になっている粋な計らいと言わんばかりのデザインになっている点が素晴らしくカバー裏のオマケ漫画を描かれてる漫画家さん達のように読者達を楽しませるエンタメ性が高いのもこの作品の面白さに一役買っていて買ったかいがありましたので皆さんも一度ご購入されてはいかがでしょうか?
雑誌で読んで素敵な作品だな〜と思っていたのですが、単行本のデザインも隅々まで図書館仕様なんですね。流石…!これは買わねば…!