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じぶんが生まれ育った場所や今暮らしている場所がある日突然“被災地”になって、長い期間、もしくは一生離れなければならなくなったら、自分ならどう思ってどうしていただろうとあらためて考えるきっかけになる一冊です。
2011年3月11日に起こった東日本大震災を描いているのでフラッシュバック等が心配される方にはお勧めできませんが、リアルな津波描写はなく、津波被害地域外にいて怪我もなく無事だった女性が主人公の物語です。しかし彼女は恋人が震災によって亡くなっている可能性が高いという設定です。
主に、東日本大震災によって故郷が被災地となってしまった人々のその後の生活や知られざる苦労、どうにかして再生しようともがく姿を描いています。
あれから11年経ちましたが、20年30年経っていようがこういう漫画の存在は必要だなと思います。
東北在住作家が描く、震災の地で生きる人々 大学を卒業し、福島県の故郷の村へと戻ってきた聡子は、村で生きる目標とパートナーを見つけた矢先、東日本大震災に遭遇。恋人は行方不明となってしまう…… 汚染された村から避難し、仮設住宅暮らしを余儀なくされながら恋人を待ち続ける聡子。季節は震災前と同じように巡り、故郷も、思い出の場所も、美しいまま。なのに、村へ戻ることはできない。行き場のない怒りや悲しみを抱えながら、それでも聡子たちは、少しずつ、前へと歩んでいく―― “被災地”で暮らし続けようとする人々の想いを、あたたかなタッチで描き出すヒューマンドラマ。
東北在住作家が描く、震災の地で生きる人々 大学を卒業し、福島県の故郷の村へと戻ってきた聡子は、村で生きる目標とパートナーを見つけた矢先、東日本大震災に遭遇。恋人は行方不明となってしまう…… 汚染された村から避難し、仮設住宅暮らしを余儀なくされながら恋人を待ち続ける聡子。季節は震災前と同じように巡り、故郷も、思い出の場所も、美しいまま。なのに、村へ戻ることはできない。行き場のない怒りや悲しみを抱えながら、それでも聡子たちは、少しずつ、前へと歩んでいく―― “被災地”で暮らし続けようとする人々の想いを、あたたかなタッチで描き出すヒューマンドラマ。