じぶんが生まれ育った場所や今暮らしている場所がある日突然“被災地”になって、長い期間、もしくは一生離れなければならなくなったら、自分ならどう思ってどうしていただろうとあらためて考えるきっかけになる一冊です。
2011年3月11日に起こった東日本大震災を描いているのでフラッシュバック等が心配される方にはお勧めできませんが、リアルな津波描写はなく、津波被害地域外にいて怪我もなく無事だった女性が主人公の物語です。しかし彼女は恋人が震災によって亡くなっている可能性が高いという設定です。
主に、東日本大震災によって故郷が被災地となってしまった人々のその後の生活や知られざる苦労、どうにかして再生しようともがく姿を描いています。
あれから11年経ちましたが、20年30年経っていようがこういう漫画の存在は必要だなと思います。

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故郷が“被災地”になってしまった人々のその後を描く #1巻応援にコメントする
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