あらすじ

東北在住作家が描く、震災の地で生きる人々 大学を卒業し、福島県の故郷の村へと戻ってきた聡子は、村で生きる目標とパートナーを見つけた矢先、東日本大震災に遭遇。恋人は行方不明となってしまう…… 汚染された村から避難し、仮設住宅暮らしを余儀なくされながら恋人を待ち続ける聡子。季節は震災前と同じように巡り、故郷も、思い出の場所も、美しいまま。なのに、村へ戻ることはできない。行き場のない怒りや悲しみを抱えながら、それでも聡子たちは、少しずつ、前へと歩んでいく―― “被災地”で暮らし続けようとする人々の想いを、あたたかなタッチで描き出すヒューマンドラマ。
星の輝き、月の影 1巻

東北在住作家が描く、震災の地で生きる人々 大学を卒業し、福島県の故郷の村へと戻ってきた聡子は、村で生きる目標とパートナーを見つけた矢先、東日本大震災に遭遇。恋人は行方不明となってしまう…… 汚染された村から避難し、仮設住宅暮らしを余儀なくされながら恋人を待ち続ける聡子。季節は震災前と同じように巡り、故郷も、思い出の場所も、美しいまま。なのに、村へ戻ることはできない。行き場のない怒りや悲しみを抱えながら、それでも聡子たちは、少しずつ、前へと歩んでいく―― “被災地”で暮らし続けようとする人々の想いを、あたたかなタッチで描き出すヒューマンドラマ。

星の輝き、月の影 2巻

ふるさとで暮らす「意味」を知る完結集! 震災から2年が経っても、聡子の恋人・北山の行方はわからなかった。だが、瓦礫の中から彼の車が発見されて―― 東京五輪や明るい話題の陰で、しだいに忘れられてゆく放射線被害。ニュースでは「復興」の文字が踊り、宝沢村には道の駅やコンビニができた。……何も改善されていないのに? 振り向けば汚染土が山積みになっているのに? 世間からの冷笑と忘却に傷つきながらも“汚染されたふるさと”で暮らすことを選んだ聡子たちは、たくさんの人々の営みを通してその「意味」を知る―― “被災地”で暮らし続けようとする人々の想いを描き出すヒューマンドラマ、完結。