全てを失った様に見えても始まりにすぎないのかも
家が火事になり、ドイツへ移住することになった亜生のドイツ移住生活。 ドイツは、自分がいつか行ってみたい国の一つでして。 読めば読むほど、素敵な国に見えて行ってみたい欲が高まる。笑 同居人の石根さんも中々の癖ありキャラ濃くて面白い。 ゆるり〜と時が流れていく様な感覚で、ドイツで自分も生活している様な世界観に浸れる。
火事で住居を失った28歳のフリーカメラマン・片爪亜生。引っ越しを余儀なくされた彼女が次に住むと決めた場所はドイツで…? 仕事も大志もない、だけどフラリと海外移住。ケバブはトルコでなくドイツ発祥? 一般家庭クーラー普及率3パーセントのドイツで猛暑を越す!? 風邪を引いても薬がもらえない! 自然治癒の国での風邪の治し方は…?? などなどドイツでの日本人の生活と美味しいごはん事情が盛りだくさん、読めば海外生活気分を味わえます。
漫画を読むと行きたい国が増えますよね。私はフランスとトルコに行きたいのですが、最近「ベルリンうわの空」を読んでからドイツにも行ってみたくなり、その流れで「思えば遠くにオブスクラ」も読んでみました。
「ベルリンうわの空」は社会と自分のつながりについて理解を深めるような内容でしたが、「思えば遠くにオブスクラ」はもっと個人的な話でしたね。でもどちらも日本を離れて違う文化の中で暮らしてみることはとても良いことなのだな〜と思ったので、コロナが終わったら旅に出ようという妄想が広がりました。
「思えば遠くにオブスクラ」1巻の第7話が主人公のルームメイトが鳥の丸焼きを作ってくれて最後に食べる話なんですけど、作中はセリフなしオノマトペのみで、その演出がとってもかっこいいと思いました。
あと海外には1年間常温で保存できる真空パックの豆腐が売ってて、日本では豆腐屋が潰れるからという理由で販売禁止になったという豆知識にびっくりした…!!