『OH!MYコンブ』好きだったんで、この続編には狂気乱舞しました。
しかも、ミドルって・・・。
昔の『OH!MYコンブ』ファンは、この続編にどう思っているか気になるところ。
自分的に一部アリでした。
表紙みた瞬間、ありふれたおっさん感に、一瞬
「うおっ!?」
てなりましたけど、1話目から相変わらず駄菓子を食べてて安心しました。
だけど、料理人にでもなっているかと思ってましたが、なっていない。
確か、コンブの家って定食屋だったと思うのですが、そこを継ぐわけでもなく、コンビニでバイトしている。(バイト・・・)
メンメンを「元」恋人と称しているなかで、料理を辞めた経緯なんかも絡めて展開されるのかな?と思った矢先に終了。
特に背景が出てくることもなく消化不良で終わってしまった。
ここが残念でした。
ただ、昔の、登場人物も、それなりに登場してファンに嬉しい。
パイ助のyoutuberが一番しっくりきました。
むすびが社長になっているとかも、弁当屋で苦労していた不遇の過去を知っている身としては嬉しい出世。
リトルグルメから、おっさんの酒の肴向けにチューニングした料理もそれなりに興味深く読めました。
なので、1巻終了はちょっと残念でしたね。
とはいえ、小さい頃読んでいたマンガの登場人物のその後が見れるのがファンとしては嬉しいもの。
金田一少年もそうですが、今後もこういう形の続編が多くなりそうな予感で、昔からマンガばっか読んでいた人間にとっては楽しみでしかないですね。
離島で子供達に朗読を聞かせていた花奈(はな)は、高校生になり本土の学校の放送部に入る。当初は入部を渋っていた花奈を熱心に誘った二年の瑞希は、少しずつ花奈を前向きにさせる。
島の子供の最年長として、我を抑えてきた花奈の本当にやりたい事、心からの願いを引き出してゆく瑞希。大好きな「朗読」のために少しずつ前を向き、手を取り前に進もうとする二人の遣り取りにドキドキしてしまう。
狭い土地にいても、熱烈に外へ出たいと願う人と、そこにいる事を疑わない人と、二種類いる。その差は、外に「惹かれるもの」があるかどうか。花奈が惹かれたものは、昔見た子役の朗読。そのとてつもない実力は、外へ飛び出す花奈の道のりを険しいものとしそうだ。
現実世界に朗読がもたらす幻視、耳から心を震わせる声の力の表現が楽しい。朗読の魅力も熱血系文化部・放送部の内幕も伝えて、胸は高鳴り続ける。花奈と瑞希の二人は遥かなる目標に辿り着くのか?前を向いたばかりの花奈の静かな闘いは、ようやく始まったところだ。