いつか読んでみたいな〜と思いつつ、2017年に復刊した青版でさえも古本屋で7500円になっているのを発見して絶望していましたが、私と同じような人がたくさんいたのか、めでたく再復刊!ようやく手に入りました。
ウワサの名作とあって期待値は爆上がりでしたが、いざ読み終えると頭の中が「?」になりました。率直に言うと「思ってたのと違う!」みたいな。でも誰が読んでも1回目はそういう気持ちになるんじゃないかな。
なんて言ったら適切なのか分からないけど、ストーリーの展開の仕方がすごく独特で、シーンの間に繋がりがなくて点を見せられてるような。しかも核心には絶対に触れないの。だから2回目からは点を線にしたくなるし、あえて描かれなかったことに思いを馳せちゃう。
ストーリーの分かりにくさと、ヒロイン・麗花の内面の複雑さがリンクしているのが、読後感をさらに高めますね。明るくポップで悲しい話でした。
このまま今年の流行語になりそうな勢いだったので読んでみました。
食事のこだわりのない妻ミナミと食事が大好きな夫アツシ。結婚前は相反する考え方でもぼちぼち折り合いがついていたふたりですが、育児と料理が関わってくることで状況が変わります。
「メシはマズくてもいい/よくない」という些細ながら決定的に異なる価値観がぶつかり合う展開はシンプルな絵柄からは想像できないほど息を呑む迫力があります。(食事って生きている人間全員に関わることだから…)
1話進むごとにふたりの過去が明らかになり色々な伏線が回収されていくのも読み応え抜群。4コマなのもあって一気に読んでしまいました。他にも読んだ方の感想聞きたいですね。
1つ後のコメント