こじらせた中学生みたいに生きたい
青臭くて厨二臭くて最高にかっこよかった。滾る熱量がそのまま音になって聴こえてくる気がして鳥肌が立った。 本当の自分を隠して生きる女子と一匹狼の変わり者の男子が音楽で通じ合う青春ストーリーと言えなくもないけれど、この作品を、藤原と赤井の音楽を「青春だ」の一言で片付けることはとてもできない。 青いのとか熱いのとかこじらせてるのを斜めから見るのはもう終わり。貫いたヤツが一番かっこいい。 学校なんて狭い場所だけじゃなくて、広い世界でこじらせた中学生みたいに暴れ回る姿が見たい。 つまり読み切りじゃなくて連載してくれ!!
「ジャンプルーキー!」に掲載された激熱音楽漫画!
高校生の男女が出会う!
クラシックピアノ少女×テナーサックスジャズ少年!
父親が世界的ピアニストで自分のアイデンティティを確立できない少女が、転校先で作曲してる痛いジャズ少年に出会い、葛藤し、殻をぶち破っていく!
なりたい自分が分からず、求められる像を演じ、それでいいのかと不満を抱き自分を殺してきた彼女がすべてをジャズセッションで吹っ飛ばす!
「こじらせた中学生みてぇなジャズの才能」っていい言葉ですね。
演奏シーンから音が聞こえてくるようでした。
担当は『チェンソーマン』『スパイファミリー』『ダンダダン』などを手掛ける林士平さん。
インディーズ連載かと思ったら、担当さんが読切って書いてるので読切なんですね…。
続きが読みたくてしょうがないです。