181話の考察ー 新藤の体の謎
「毒母乳の異常な噴出量」
「血液の毒素は 母乳より強力」
新藤は、こんな毒だらけの体で マジで大丈夫
なのか?
まあファンタジーなら 有りだろう。
だが、サタノファニは脳科学をベースにした
科学的要素も大きい作品なのだ。
よって、新藤の体には 毒に抗する科学的な
秘密が隠されているはずなのだ。
そもそも、血液自体が毒とはどういう事か?
人間の体には、肝臓や腎臓、膵臓などによって
毒素を中和、ろ過し、外に出す働きがある。
しかし、血液が強い毒素のままだと 肝臓、腎臓
膵臓などが 毒素の処理に追いつかなくなる。
処理が追い付かず、 毒素の強い負荷がかかった
ままだと、終いには 肝臓、腎臓、膵臓の働きが
ダメになってしまうのだ。
結果、体は毒でボロボロになって 死に至るのが
当然なのだ。
ところが、それでピンピン生きているという事は、
「人工的に毒を処理する装置」を 体に付けている
としか思えないのだ。
恐らく、あのゆったりした教団服の内側に、毒を
緩和する装置が付いていると考えられる。
新藤は、そんな装置がなければ 生きていけない
障がい者みたいな体なのではないか?
小夜子はそれに一早く気づき、新藤の体の秘密を
解き明かし、新藤を解放すると期待している。