9巻まで読んだ感想。半グレにも五分の魂。
人間模様に重心が移ってきて、リアリティはなくなってきましたが逆にドラマとして面白み増しています。っつかリアリティあるのかないのかわかりませんな。実態を知らないので。半グレ世界もリアルにこんな感じなのかも。マコトがいっそう強く優しくなっていく。続きが楽しみです。
就活に失敗した純白な新卒青年・真。そんな彼が“拾われ入社”した会社は、社員全員が刺青を入れているブラック企業だった…!! 一人の青年が『元環状連合』のカリスマリーダーに出会い憧れ、裏社会の“濁り”の中で灰色に染まってゆく……。東京アンダーグラウンド狂想詩、開劇ッ!!
いわゆる裏社会漫画。
50社以上うけてどこにも内定がもらえず、半グレ集団が経営する会社に就職してしまった主人公の話。
半グレ集団だけに社長も気合が入っており、会社の金を横領して秒で失踪。
半グレ集団のボスに、なぜか才能を見いだされた主人公は、代わりに社長にならないかと打診され・・・という展開。
こうやって一般人が、裏の世界にズブズブとハマっていく感じが、
同じく一般人である読者の自分は、ハラハラしますね。
特に、主人公は女手一つで育ててくれたという貧しい家庭環境も相まって、選択肢が狭まっていることも共感できます。
悪いとわかっていても、これしかできないのです。
半グレ集団というと、イカツイ人をイメージしてしまいますが、
半グレ集団のボス乙矢(おとや)は、シュッとしたイケメンで、インテリっぽさがが底知れない雰囲気を醸して良いです。
主人公とどういう関係になっていくのか。
また、この社会に後から入ってきた主人公がどう立ち居振る舞っていくのか。
今後が楽しみです。