魔物の子守りで「魔もりびと」
国ひとつ飲み込むほど大きな竜。その体内に眠るという財宝を求める冒険者が多くいる中で、稀に体内で生業を得て暮らすものがいる。あるパーティで魔物との戦闘中、瀕死の重症を負ったアリアリスは、仲間には見捨てられるものの竜の体内で"魔もりびと"として暮らしている男・ルモンに助けられ、仕事を手伝うことに。魔もりびととは、いわゆる「魔物の子どものお守り」である。親が狩りなどに出向く際に、共生関係が結べる人間に託児することがあるらしい。斬新。 意思疎通が出来ないというという点では人間の幼児と同じだけど、いつでも死と隣合わせの危険な仕事。だけど続けていくうちに魔物のことを理解出来て今までなかった感情が生まれそう…?な話。
東裏友希さんって週刊漫画ゴラクで「しいちゃん、あのね」を連載してた方ですよね。あれは現代版クレヨンしんちゃんって感じですごく好きでした。もっと続いて欲しかったので完結した時はすごくショックでしたが、次はどんな作品を描かれるのかとても楽しみにしていたのです。それがまさかのファンタジーだとは!全く違うジャンルじゃないですか…。実を言うと自分はファンタジーものに疎いのです。なので楽しめるか分からないけど応援の意味を込めて1巻を購入してみました。
冒険者としての実力がほぼゼロな主人公・アリアリス。仲間から置いてけぼりにあったので地上に戻るまで魔物の子守をして生計を立てることになります。魔物のベビーシッター、それが「魔もりびと」です!ヘタすりゃ殺されるくらい元気すぎる魔物の子供達に始めは振り回されっぱなしのアリアリスでしたが、徐々に仕事に対するやりがいを見つけ出していきます。自分も最初はモンスターあるあるネタが分からず困惑していたのですが、読み進めるほどに魔物とアリアリスの成長が楽しくなってきました!これは2巻も読んじゃいますね。
#1巻応援