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ジャンプラでやってた「UBI ゲームマンガ賞」の受賞作品。私はゲームをほとんどやらないので楽しめるかな…と不安でしたが完全に杞憂でした。超〜〜〜おもしろい!! ファークライ4やってみてぇ〜〜!
絵のタッチが素敵なのもさることながら、話の見せ方が無茶苦茶うまくてゲーム未プレイの人間にも作品の設定・悪役の魅力がビシビシ伝わってきました。
作中の悪役・パガンから問いかけられることで、ゲーム世界の主人公とゲームをプレイしてる男の子の自我が混ざり合い2つの世界の境目が曖昧になるところの読み心地がものすごい!
作中の主人公の生き様は母親思いの息子なのか、それとも遺言を言い訳に殺しまくった殺人鬼なのか…。
この読切を読んで、小説やゲームといったフィクションを通じて今まで自分が考えもしなかったようなことを突きつけられ、深く思考させられる経験ってやっぱいいもんだな…! と思いました。
フィクションを通じて日常をただ生きてるだけじゃ味わえない体験をすることで、新しい考え方を得たり物事をいろんな角度から見ることができるようになるんですよね。
パガンの問いかけに対して、夜中自分の小さな部屋で「俺も最高に楽しかった!」と楽しそうに答える主人公の姿が大好きです。
ゲームを作業としてこなすのではなく、作品として味わう態度。
どうせフィクションだしと冷めてプレイするのではなく、自分のこととして本気でのめり込んで楽しむ姿勢。
ゲーム・小説・映画・漫画・アニメ、創作物を楽しむならやっぱりこうでなくちゃ!
【少年ジャンプ+×UBI ゲームマンガ賞 準大賞受賞作】退屈な日常を紛らわせるように、「ファークライ4」にのめり込む美好。しかし、作中の悪役であるパガン・ミンのある問いにより、一つの気付きを得て…?