
全然カッコ良くない五十代の主人公
新連載一話の感想。 高橋ツトムといえばギラついた男を描く印象があったが、今作ではなんと50代の冴えないおじさんが主人公。いかにもその辺の薬局にいそうな人柄で、穏やかで悪そうな人じゃないんだけど、何かと損してそうなタイプ。 漢らしさとか殴り合いの喧嘩からは対極にいる人だ。 とあるきっかけで、美人の娘を持つ美魔女と勢いで結婚し、幸せの絶頂を手にするが、次々と不穏な事実が明るみに。 少なくとも、中年に夢を持たせるような物語ではなさそう。 ハードロックな展開を期待したい。
ちばてつやの自伝的長編ストーリーで「あしたのジョー」の最終回から「のたり松太郎」の連載開始あたりを書いている。このあたりは過去の自伝的マンガではあんまりないのですごいよかった。
過去の自伝的なマンガは
「のろテツ奮戦す 屋根うらの絵本かき」「家路1945-2003」「赤い虫」「トモガキ」「ひねもすのたり日記」などがある。「ハネ太」は準ノンフィクションという扱いなので自伝マンガなのかは個人の判断に任せます。
「グレてつ」では「のたり松太郎」は読切や短編のつもりと書いてあったが家にあった「のたり松太郎」の連載第一回のビッグコミックを確認したところ
「構想、取材に総力を賭け、ちばてつやが自信を持って世に問う最新長編、堂々連載開始!!」と書いてあり一体どういうことなんだ?って気持ちになったよ