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名無し
1年以上前
ただしは小学校入学当初、明るくけなげな子だったんですよ。新入生によくあること ですがピカピカの学習グッズに心躍らせていました。でもそういう学習グッズに対す る真新しさは暫くすると風化して色あせます。 ただしは入学から2年生までは知識や学問に長けてることを、おおっぴらにしてたん ですね。その時は幼児ですから、周りの大人達もちやほやしてほめてました。周りの 子達も同じです。「ただしくんはすごいねー!とっても賢いのねー!」とほめてまし た。ただしもそのことで浮かれていて調子に乗ってたんですね。 ですが、3年生頃から幼児補正が無くなります。周りの子達も親も学問に長けたただ しを「なんでもない存在」として扱うようになります。 そうすると、明るくけなげだったただしはだんだんと大人しくなっていきます。 そして逆に、体を動かすことが苦手だと気付いてくるんですよ。 周りの子達はどんどん身体的に強くなって、体を動かしまくって女の子からも注目を集 めます。いつしかただしは、猛々しい男達の脅威に怯える子になったんですよ。 決して暗く独りぼっちの子ではありません。集団に要領よく適応はできています。 でも、明るく健気な子から、だんだんと憂いを帯びた影のある子に成長したんですよ。 この設定は本編においてとても重要です。 設定はもっともっとありますが、書くと18禁になります。

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