漫画家の父とアイドルの娘
え?これ実話?もしかしてエッセイ?と思うくらいリアルでした。とはいえアイドル戦国時代と呼ばれる世の中ですから何かしらの活動をしてる娘さんを持つお父さんって実は結構いるのかもしれないですね。娘の生配信に投げ銭するってどういう気持ちになるんだろう…?でも娘さんもいい子なので殺伐とした気持ちにならずに読めて面白かったです。ぜひ連載化してほしいな!
一台のクルマが紡ぐ絆物語 1954年製フォルクスワーゲンビートルが昭和、平成、令和と駆け抜ける。人に人生があるように、クルマにも一生がある。様々なオーナーと共に紡いできた物語を一話完結でプレゼンツ。お嬢さんの嫁入り道具として、病院の往診車として、タクシー、映画出演、レースに参戦と模様替えしつつも、ビートルは何かしらの愛称をつけられ、それぞれのオーナーと常に寄り添って絆をはぐくんだ。敗戦後の日本が、その傷からイヤされるように、一台のビートルが奇蹟を生みだしていく。敗戦国ドイツの大衆車として生まれたビートルが、必死に生きる大衆とともに、希望というエンジンを噴かす。
車好きによる車好きのための車漫画という感じ。昭和から平成、令和をまたにかけて愛された一台のカブトムシ(ビートル)が主人公。人間と同じように、車にも人生があるという目線で綴る。そしてその車とともに人生を歩むこととなる(であろう)青年・星野の物語でもある。