道満晴明先生の愛すべき短編集
短編集としても素晴らしいネーミングである。 ニッケル(5セント硬貨)オデオン(ギリシャ語で屋根付き劇場)というのが由来?の、アメリカの庶民的映画館の名称なんだとか。 そして読めばわかる心地よさ。 ほんの少しのエロとグロと多分なシュールがアングラ感を強めていて道満先生の魅力となっている。 ちなみにグロといっても絵的にはグロい感じではなく可愛いので大丈夫です。 「ヴォイニッチホテル」もオススメ。 あと女の子がとても可愛い。これほんと重要。
たった8ページの短編に、愛と勇気とちょっとの毒を。(あとは、BLとかロリとかヤンデレとかフリークスとかヒーローとか邪神とかとか…)。ショートの妙手・道満晴明がおくる、不思議な味わいの短編集。深夜の動物園で女子高生は虎と出会う…「HeartFood」命がけのしりとりはいかが…「ファニーゲーム」乙女心と恋占い。赤い糸の先には…「フェイスハガー」双子の姉妹、ずっと一緒、ぜんぜん正反対…「ヒールとスニーカー」…etc.ささやかで、愛おしくて、バカバカしくって、すこし切ない…色とりどりの13編。あなたの大好きなお話が、きっとあるはず。
1話完結の短編集がそれぞれ繋がっているタイプのやつ。こういうの個人的に大好物。
ちょい(?)エログロ、ちょっと切なかったり、ちょっと感動したりしながら3冊読むと、また最初から読みたくなって、3冊読んでしまう、そんな宝石のような作品ですね