少女萌え漫画かと思ったら苦悩するおっさんたちに萌える漫画
おっさん連中の人間臭さと少女達の純粋さに泣ける
公益法人社会福祉公社――表向きは障害者支援のための首相府主催の組織だが、その実態は瀕死の少女たちに機械の身体を与え、その少女たちに政府に敵対する勢力を秘密裏に排除させる諜報機関だった。一家殺害事件の生き残りの少女・ヘンリエッタは「条件付け」という洗脳処理により、以前の記憶を封印され「義体」となる。そして元軍人のジョゼ・クローチェは、テロリストに家族を殺され、復讐心に捕らわれ社会福祉公社に入り「担当官」となる。義体と担当官、二人はつねに行動を共にし、銃を手にテロリストの戦いに身を投じていく。架空のイタリアを舞台とした、少女と銃、そして周囲の大人たちが織り成す群像劇。第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。
かわいい女の子に武器を持たせてイエーイする漫画かと思ったら全然違ってびっくりする。
悲惨な過去をもち、それを忘れさせられ、逃れられない運命と戦いながら、決して奇跡が起きない世界を生きるという結構ハードな物語です。
最後まで読むと救いがあるのが救いですね。言うまでも無く名作です。
「かわいい女の子に武器を持たせてイエーイする漫画」が的確すぎて脱帽です。
自分も読む前に全く同じこと思いましたし読んでみたら全く逆で圧倒されました。絵柄と設定で侮ってはいけないですね。
ほんとそうですね。絵柄が可愛いのでついつい先入観を持ちますが、可愛い絵柄でこの内容、と言うギャップによってなおさら重厚に思えました。