
ギュッと来る、ハートフルでコミカルなロスタイム
これは良い。すごく好き。 母子家庭で母が交通事故で逝去、残された中2の娘(ニコ)は母が縁を切っていた爺ちゃんと共に暮らすことに。 ニコの心情の描かれ方や表情がとても魅力的。 おじじを見ててイラッとする(自分がおじじ側だからだと思う)ところもありつつ、彼の考えや行動はすごく愛に溢れているなと感じて、読んでいてジワジワと温かくなってくるような作品。 スピリッツっぽい画風でもあるけど、展開とかテンポとか全体のまとまりが上手くて、講談社もこういうの求めてたんだなぁーって勝手に思いました。 まだ始まって2ヶ月の2025年ですが個人的TOP5には入りそうなぐらいイイです。 中庭ちゃんもすげえいいのよねえ…世界平和を目指してこ、みんなで。
今日からgood!アフタヌーンで始まった『童子軍鑑』小田世里奈先生の新連載。相変わらず世界観が壮大ですごい。人間が地下に住むようになった未来っていうのはかなりベタな設定だけど、その猥雑で混沌とした世界を魅力的に描く画力は流石。
・環境汚染により人類が数百年間にわたって地下に掘った巨大な縦穴で暮らしている世界
・主人公は最下層にあるスラムに住む少年
・機械を体に埋め込む「番装義凱」という技術を用いて殺し合う六道トーナメントが最大の娯楽
・信じていた人に利用されて捨てられる
とまあ1話に魅力が詰め込まれまくり。
主人公・縁の純粋な好意と尊厳をフルスイングでズタズタにする凄まじい1話で徳弘正也と同じ匂いを感じた…。続きが無茶苦茶楽しみ。