AIに恋する天才少女の冒険譚
原作は左ききのエレンのかっぴー。作画は東京トイボックスや南国トムソーヤのうめ。なかなか魅力的なコンビ。 連載はマンガトリガーで一日一話無料のチケットがもらえる形式で読める。内容は、瞬間記憶能力「カメラアイ」の持ち主アイとAI【アイザワ】の恋と冒険の物語。話の展開は面白いが、すこし大味かもしれない。キャラ立ちもいいが、2巻完結のため、掘り下げが物足りない。もうすこし尺があればなぁと思った。
視界に入る情報を瞬時に記憶する“カメラアイ”の持ち主である女子高生・アイ。彼女は、時給一千万円の“高額バイト”に惹かれ、ついていった人工知能の研究機関・NIAIが開発するAI「アイザワ」に恋に落ちてしまう――。このマンガは、そこから始まる人類の存亡を賭けた恋と戦いの冒険譚。
凄まじい疾走感のラブストーリー。
見たもの全てを瞬時に記憶できるカメラアイの持ち主・アイと人工知能研究機関によって開発されたAI・アイザワが人類の危機を救うため共に闘い、恋に落ちる物語。
壮大なストーリーなのに、短い話数と少ない登場人物でまとめられているのがアイとアイザワの思考の疾走感に追い立てられるようで気持ちよかったです。
最終的に突きつけられるのは、人間とは?愛とは?といった禅問答のような問い。これをハッピーエンドと捉えるかバッドエンドと捉えるか、人によって感じ方はだいぶ変わりそうです。それは、人間に与えられた「物語を読むことができる」という幸福がもたらすことなので、どんな感じ方をするにせよ私たちは幸せなのだと思います。