何で人を好きになると、泣きたくなるんですかね?……いや分かる、何となく分かるんだけど、その理屈はやっぱり、分からない。

雨隠ギド先生の代表作『甘々と稲妻』では、幼子のつむぎちゃんの、大粒でぼろんちょと溢れる涙が強かった。ゴチャゴチャ思惑が入り混じり澱んだ挙句、感極まって流す涙には、一切不純物がないのです。

終電にはかえします』は、女性同士の恋愛感情の短編集。こんがらがったお姉さん達が、恋心に気づいたり、感情が止められなかったり、拒絶されても受け入れられても、思わず感情と共に溢れる涙が印象的。

どんな面倒な背景や昏い感情があっても、恋に踏み込む瞬間、流す涙はやっぱり純粋で、それ故に心を持っていかれる。涙って、ずるいなぁ……でもそれがいい。

涙も含め、複雑な関係性の中からピュアな感情が生まれる、百合短編集です!

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