sinkで出来ていたことが出来ていない
漫画家としての作者の実力はここで記述するまでも無い程に圧倒的なのは周知の事実である。しかし、この作品においては、その実力を発揮しきれていない。サスペンスにも関わらずコマ割りが細かくテンポ良く進むため、サスペンスが必要な箇所でなんてこと無い日常の様に進んでいってしまう。ましてや大ゴマにする必要の無い箇所で大ゴマにしてしまっている。絵の造形も不気味な雰囲気が失われギャグのキャラ造形になっている為、ここでもサスペンスが失われる。sinkで出来ていたことが何故出来ていないのだろうか?
実家にいた頃から動物を飼ったことがなく、生態に対して疎い人間なのですが、この作品は勉強になりました。
主人公は特殊能力を持っていますが、決してそれに頼る訳ではなく、知恵と愛情で動物に接しています。
作中には様々な動物が登場しますが、キシリトールが動物にとって毒になる可能性があることは知りませんでした(猫に与えていけない食べ物がある、くらいしか知りませんでした)。
自分が動物を飼う日が来るかは分かりませんが、人間と異なる生態に対して意識を持つきっかけになりました。