想像することしか出来ないけれど。
オペ担当の看護師さん達の話。 締めるところは締めて、抜く所は面白くして抜かれているので硬くなり過ぎず知識も深まった。 漫画は暗くなり過ぎない様描かれていると思うけど、現実の世界は想像を絶する程、張り詰めていて大変な現場なのだろうと思う。 ガーゼ一枚が、患者さんの命とりになるなんて知らなかったな。 自分がこの先看護師側を体験することはないので、頭が下がる思いです。 お仕事漫画は、色んな世界を知ることができるからもっと読みたいな。
同期の止める声にも耳を貸さず、ハイスペックな医師との出会いを期待して、手術室看護師──通称「オペ看」を希望した、新人ナースの林あきこ。そんな彼女を待ち受けていたのは、想像を超える現場であり、いろいろとブッ飛んだ医師たちであり、鬼の教育担当であり……。トキメク希望は無残に打ち砕かれたけど、壮絶でドラマチックな日常に泣いて笑って、あきこはやりがいを感じ ていく。元オペ看・人間まおの原作による、ほぼ実話!?…の新人ナース奮闘記!
手術室看護師ですが、清潔操作や教育体制など事実と異なる点が目立ち残念。。いくら漫画とは言え、手術室看護師はもっと患者さんに真摯に向き合っているし、オペ室勤務当日にアンプタの検体を新人に持たせるような患者さんの倫理に反する可能性があること、新人看護師がトラウマになるようなことはまずしない。また腰椎麻酔中に患者さんのくしゃみで便が飛ぶこともありえない。なぜなら肛門筋は弛緩し力が入らないて状態だから。万が一便が出ても、看護師なら新人でも黙々と片付け、患部の清潔を第一に行動しますよ。
医療をテーマにするなら面白おかしく書けば良いわけではない。
今まで陰日向であったオペ看の仕事を世間に伝えてくれたらと期待していただけに非常に残念。
さすがにフィクションだろうという演出はところどころありますけど(クシャミのくだりは実話かな?と思いました笑)、ちょっと主人公がお調子者?すぎるかなとは思いますね。
オペ看の仕事を知らない者からすると、入門としては面白い漫画と思って読んでます。ただ現場の人が読むとどう思うかは描く方も考えたほうがいいですね。