吉富昭仁目線で描かれるJKの百合
吉富昭仁せんせーは可愛い女子をお描きくださるのでとても良い。 表情も豊かである。よく見ないと似てる顔に見えちゃう作画ではあるけどw そんな吉富せんせーの百合モノなんだけど、ジャンルとしては百合だが掲載誌はヒーローズ。ふらっとヒーローズ? 「苦くて甘い」や「ダブル」が載ってるところ。雑誌のコンセプトが面白そう。 内容はどこかで超展開になってしまうのでは…と勘ぐってしまいつつ、二人のラブラブしてるところをただただほんわかしながら見ていくだけである。だがそれがいい。 1巻で語られた中学の時の恥ずかしい思い出(パンツ)とは一体なんなのか。2巻は来週発売。
幼馴染女子から告白された女子が、恋心と共に告げられるのは「私を貴方の好きにして」という言葉だった。
思いもよらない同性の、幼馴染との恋愛という選択肢に戸惑う主人公。それに対して幼馴染は、「こんなことしてもいいんだよ」という具体的提示をして、主人公に想像させ、恋愛の実現可能性に誘導していく。
自分と恋愛することのメリットと、しないことの損失を選ばせようとする、見事な誘導テクニックで幼馴染は「自分との恋愛」を主人公の心に植え付ける。
しかしそれは、単なるテクニックではない。長年の恋心、いつも共にいながらずっと秘めてきた想いや欲望が、選択肢の中に重く込められつつ、時に我慢できないという風に行動に出る。どこまで計算で、どこまで衝動なのか……分かる様で分からない。
幼馴染の明るさと、内に秘めた重い恋情のギャップが……エモいとしか言いようがない!主人公には是非応えてやってくれよ、と言いたくなるが、まだ受け止め切れていない彼女に、幼馴染は1巻の最後でさらに仕掛ける。次は……当て馬!?(それあかん奴や、一歩間違えれば壊れる劇薬やでぇ〜)