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絵が可愛くてすっごく絶妙な読切でした!
街で男に絡まれて困っている主人公を助けるため、すごい勢いで怒鳴っ助けてくれた無口な志崎。転校してきたばかりの志崎は、話すたびにちょこっと博多弁が飛び出してしまい、それをいじられるのが嫌すぎて喋らないようにしていたのだという。
助けてもらったお礼に「酢醤油の付いてない肉まん」をコンビニでおごる。別れ際、「ならね!」と挨拶する志崎の笑顔にグッと心を掴まれる。
方言がテーマの作品って、若者に年寄りばりにキツイ方言をしゃべらせて誇張してたり、逆に「そんなの他の地方に住んでても知ってるわ!」ってくらい浅い方言しか出てこなかったりして、読んでてイライラすることが多いんだけど、これは引っかかるところが1つもなくて素直に楽しめました。
志崎くんが「かわいくねーわ!!」ってキレるとこですごく共感しました。
方言かわいいってよく言いますけど、使ってる本人からしたら全くもって謎ですね。
背の高い志崎くんの男の子っぽい着やすい振る舞いと、「えーらしい」笑顔のギャップがとても良い…! 主人公も笑顔がえーらしいんだけど、テンパって力強く「ウス!!」とか言っちゃうような子で好き。最後に覚えたての「くらすぞ!!」をブチかましてたとこ最高でした。
苺谷しげる先生の次回作も楽しみにしています!
ばりかわ博多弁男子にちかっぱ(とっても)、きゅん♡(別冊フレンド2020年9月号)