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天沢聖司
天沢聖司
2021/01/18
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美しい薔薇とお嬢様の歪な関係にどうにかなってしまいそう #読切応援
今週の読切「手品しない先輩」の次に載ってたのがこれで、1ページからゴリゴリにBLで「どひゃ〜〜ヤンマガでBL〜〜〜!!?!? え…正気か……??🤭」と思って読み始めたらとんでもなく最高だった。女の子もいるのに3人の中で総受けなのが高校デビューの金髪ヤンキーっていう力関係が良すぎる…!! https://twitter.com/Asg_iori/status/1350820370660564993?s=20 汚いおっさんとのセックスでしか勃たないという美少年優等生・美作。 クラスの1軍を装ってるけど実は高校デビューの童貞・馬渕。 美しいものは好きだが今まで夢中になるものがなかったお嬢様で写真部員・西園寺。 人が腐女子になる瞬間を見てしまったウケる〜〜とか思ってたら、あれよあれよという間に「美作×馬渕」に西園寺さんも加わり、美作総受けになるのマジですごい。 最初はこんな関係おかしいと思っていた馬渕…。 でも、1軍のステータスを失い女の子相手に勃たないと気づいたとき、優しく迎えてくれる2人のもとへと帰える、精神的に堕ちて終わるエンディングが最高。 ラストの1ページにドーンと1人ずつ描き、その背景にそれぞれが背負っている過去を描く演出が素晴らしかった。 朝賀庵先生マジとんでもない才能ですね。この3人でせめて1冊描いてほしい…同人誌あるなら買いたい。
天沢聖司
天沢聖司
2021/01/03
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美しい花で差別の醜さを描く #完結応援
「花は口ほどにモノを言う」というツイバズ漫画を読んで、「そういえば似たようなテーマの漫画あったなー」と思い出したのがこの『ひらりふたり、花の国』。最後まで読んだことなかったので改めて最初から読んでみたらテーマを短くまとめて描き切ったとてもいい作品でした。 この世界の差別にについて、自分には関係ないことは見ずに生きてきた主人公の野薔薇が自分が差別を受ける側に回る描写が見事。 明からさまに距離を取る友人達、知らない人から向けられる悪意や、両親の憔悴と腫れ物に触るような態度、そして未だ自分の中に残る差別意識。 「頭花→無頭花→頭花」を経験したのばらが出した答えは、狂気じみてるかもしれないけど力強くて好き。 好きな人のそばにいる為、同じ苦労を背負うための選択かもしれないけど、日常的に差別を受けるムトーカの状態を自分の素と定めるってすごい。 のうのうとトーカとして生きるのではなく、この世の真実である悪意に晒される辛い道に身を置く決断は簡単にできることじゃない。 花が美しいからこそ差別の醜さが際立つ作品です。 https://twitter.com/remon__pie/status/962287167744589825?s=20 https://twitter.com/twi_sirius/status/1334059942735560705?s=20
天沢聖司
天沢聖司
2020/12/31
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お洒落すぎる初恋とその終焉
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新刊ページで見つけたやつ。表紙がかわいかったのと「東京タワーの下で 好きな人とファーストキスって…私、前世で神様に恩でも売ったのかな?」っていうエモいセリフに惹かれて買いました。 実体験を元に描いた創作漫画らしいですが、ストーリーがトレンディすぎてどこまでがリアルなのか気になりすぎる!!90年代の大人っぽい少女漫画みたいな恋愛だった。 そもそも出会いがおしゃれすぎる。クリエイターを育てる専門学校みたいな東京の高校って何…。 高校生の頃のカレピ・宗太郎くんは、下ネタのしの字もない清潔感溢れる優しい男の子。 夢に向かって真っ直ぐものすごいスピードで突き進む主人公とは対照的に、落ち着いている宗太郎くん。 結局、主人公は服飾を学ぶためにイギリスの美大に通うことになり遠距離恋愛が始まって、それによって2人の考え方の違いがハッキリと浮き彫りになり衝突することに…。 画風も内容も、一から十まで何もかもお洒落で異世界だった。 あらすじに「『これが10代の遠距離恋愛あるある!』と大きな反響を読んだラブストーリー」ってあってビビりました。 音信不通で自然消滅するほうが多数派じゃないのかよ…。 別れても毎年誕生日に連絡くれる元カレって考えるとかなりアレな気がしますが、10代の自分が憧れてた初恋の人とずっと結婚してもやり取りが続いてるって特殊すぎる。 もはや「元カレ」という概念を超越してねーかと思ったら、あとがきで宗太郎くんの手紙の一文が載ってて「俺、彼氏というより、君の親みたいな感覚なのかもしれない」とあって、マジで理解越えてました。どういうこと…?? 読み終わったあと「面白いけど消化できない。一体何だこれは…」って感じだったんですけど、あとがきを読んでこの2人の関係はやっぱ普通のカレカノに括れないんだなと納得しました。 とにかく絵が綺麗で色使いがかわいいことは間違いないですが、内容について他の人の感想も聞いてみたいです。 【追記】 ちなみに一番驚いたのが最後に載ってた著者プロフィール。 「コロナ禍により服飾デザインからマンガへキャリアチェンジした新人漫画家です」ってマジか〜。短いのにマジでいろいろ内容が濃いな。
天沢聖司
天沢聖司
2020/12/31
イングランドの農村の小さな恋と友情物語
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先日、庄司陽子先生の『にいさまどなた?』を読んですっかり1970年代の西洋が舞台の少女漫画にハマってしまい、マンバの詳細検索で「1970年代 少女漫画」を眺めていたら見つけたのがこのセント=ブラウンの童話。 カンカン帽 ワンピース エプロンドレス 「明○のナージャ」じゃん…と、絵の癖はちょっと強いけど表紙がとても可愛くてひと目で気に入ってしまいました…! とか言って、自分はガッツリおジャ魔女世代なのでナージャが始まった当時は目もくれなかったんですけど。「赤毛のアン」といい、今見るとすごく可愛いですよねこのファッションって。 この物語の主人公の少女・マディケーンはセント=ブラウンという小さな村に住む女の子。13歳にもなってスカートを捲って川遊びをするようなお転婆で、弟のネッドと幼馴染で1つ年上の男の子・ジムと一緒にいつも遊び回り、ちょっぴり意地悪なロディとは勉強で競っている。 そこへ美人で優しいヴェア先生と、ロンドンから静養しにきた少女・セーラが加わり、マディの生活は少しずつ変わっていく。 セント=ブラウンの子供たちが3年間で少しずつ成長し、人間関係が変わっていく姿がすごく良かった。 恋のこの字もわからないお子様だったマディがジムへの想いを自覚して、それでも教師になるという自分の夢を叶えるためにロンドンへと旅立っていく…というエンディングが素敵だった。 やっぱ「19世紀イギリスの田舎に暮らす少女」っていう設定あまりによすぎるな〜。いくらでも読みたい。
天沢聖司
天沢聖司
2020/12/25
ハンサムな三兄弟の中から実の兄を見つけるドタバタラブコメ♡ #完結応援
もうメチャクチャ最高のやつだった…!!マンバで1970年代の少女漫画を眺めていたらかわいい表紙と「にいさま」の文字が目に入り読んでみることに(兄キャラ大好きマン)。 孤児になった15歳のシシリーは、亡くなった母が貧しい時にルース家のお屋敷の前に捨てた息子のことを気に病んでいたことから実の兄を見つけることに。 シシリーはお兄ちゃんの可能性がある3人とともに暮らし始めるわけですが、このルース三兄弟がまぁ〜〜素敵…! https://i.imgur.com/5jxGPS8.jpg (『にいさまどなた?』庄司陽子) 美しいブロンドの長髪が似合う大学生で、毎日違う女の子とデートしているプレイボーイ長男のディンドン。 黒髪短髪、頭脳明晰で兄と同時に大学に入学する秀才でいつも難しい本を読んでいる次男のクルー。 ブロンド短髪で一番シシリーに年が近く、スポーツ万能で柔道クラブに入っている末っ子のアンディ。 全員実子として別け隔てなく育てられとても仲良しなうえに、イケメンで優しく特技を持っているんですよね。 イケメン兄弟が出てくる少女漫画やゲームなんて今どき山程ありますが、「兄弟仲がよく、格好良すぎずコミカルなところもあり、母親への愛情を隠さない」という親しみやすい温かみにあふれているところが最高でした。 朝に家を出る前にパパと息子たち全員がママにキスするところ…優しい世界で大好きです。 当然、この三兄弟を育てたルースご夫婦も素敵な方なんです。 「全員実の息子だと思っているから絶対に誰が養子か言わない」と最初に宣言し、シシリーを養子に取ることを申し出るけれどシシリーの気持ちを尊重し決して押し付けず、実の母への気持ちを考慮しつつ距離を縮めるために「エリザベスママ、セオドアパパと呼んでちょうだい」と頼む。 あの息子たちが育つのも納得の人格者で、あんな素敵な男の子に育ててくれてありがとうという気持ちになりました。 https://i.imgur.com/mhtkOM9.jpg (『にいさまどなた?』庄司陽子) ルース三兄弟がシシリーについて夜中話し合うシーン大好きですね…兄弟感がすごい。 結局シシリーを妹として扱うと決めてからは、ディンドンがお洒落と遊び担当、クルーが勉強担当、アンディが運動担当として面倒をみることになるのですが、その過程で無事順番に1人ずつシシリーを好きになってしまうのが微笑ましい。 そしてシシリーもまた、3人のうち1人に恋をすることになるのですが……結末はぜひご自分の目で確かめてください! いや〜〜もう、王道オブ王道な設定のはずなんだけど、新鮮にメチャクチャときめいてしまいました。庄司陽子先生すごい。