荒削りだけど女子バスケは良い
画力高め、表情硬め、展開早すぎるけど…というかもうちょいこうだといいな、とかは正直いっぱいあるけど、「面白そうじゃんこれ」って1巻読み終わってから思った。 続きはよ、って思う作品でした!
中学最後の試合で友人を怪我させてしまった青は、大好きなバスケをやめるつもりでいた。そんなある日、青はたまたま見かけた新緑高校の練習試合で、孤高のエース・飛鳥のプレーに心奪われ、人目もはばからず涙を流す。青はその日の飛鳥のプレーが、バスケットボールが忘れられず、新緑女子バスケ部への入部を決意。そこで青を待ち受けていたのは、フクザツな事情を抱えたチームメイトたちだった。「チームって、フクザツで、めんどくさくて、愛おしい──」仲間たちとの絆、そして飛鳥への想いは、いったいどこへ向かうのか…?
この間たまたま新刊ページをを見てて、「おっ、知らないバスケ漫画があるな」と思ったらまさかの本格女子バスケ漫画で、軽くググったらnote記事が出てきてイラストの魅力にガツンとやられソッコー買ったのがこれです。こんなん元女バスとしては買うしかないじゃん…!
ここ、IMAZINE.Worldで連載しているバスケ漫画「BREAK THE BORDER」。これってどんな漫画なの?という方のための、だいたいこの記事を読んでおけば大丈夫な作品紹介です。 物語はまだ始まったばかり。余裕で追いつける! ▶︎あらすじ ▶︎イントロダクション ...
はあ〜〜! 格好良すぎる!!
思い起こせば私は女子バスケ漫画を読んだことがありません。
そもそも“ちゃんとした”女子バスケ漫画(=リアルな等身の女子がガチでアスリートしてるシリアスなバスケ漫画)って他に存在しているのかさえ知らないです…。
そしてまさに、私の抱いているこの疑問が作者の歩先生がこの『BREAK THE BORDER』を描こうと思ったきっかけなんだそう。
実際読んでみて、いやもう、ほんとおっしゃるとおりで「絵がかっこよくて、ガチ」で最高すぎる。
試合内容もガチならば、全員バスケに対してガチでふわふわ浮ついたとこがない。
はいこれ!!!!!好き!!
また、女の子たちは平均身長の可愛い子から超高身長で筋肉質なイケメンまで多種多様はい好き!!
(上記画像は「🔰はじめての人のためのBREAK THE BORDERガイド」より)
も〜〜、超リアル。
「そうそう! バスケ部ってこうだよね…!」と、すんごいしっくりくる。
スポーツ漫画は、スポーツというテーマが平凡すぎるために、主人公や周囲のキャラに癖の強い個性・見た目・名前を付けて差別化しようとする傾向があるような気がします。
が、この作品は真逆。
出てくる誰もが「あ〜、こういう子居るよね」と感じるくらい超自然で没個性的。普通だったら、キャラの弱さは漫画においてウィークポイントになってしまうだろうけどこの作品は違う。
キャラが平凡なのではなく、「どっかの練習試合で会ったことあるよね」ってレベルでリアルだからこそ、それが魅力になっているんです。
5番のPG・樹里先輩とか日本に1万人くらいいるでしょ…眼鏡の雨宮先輩も絶対1校に1人はいる。
(△『BREAK THE BORDER』歩 4話より)
キャラの造形だけでなく、試合ももちろん迫力満点。1つ1つの動作や姿勢が「本物」で説得力がすごい。ディフェンスするたびに、ボンボン背中から吹っ飛んでくとこ狂おしいほど好き。
そして動作の軌跡が水彩ブラシで描かれてるのが超〜〜格好いい…!!
さらに足さばきやボールの鋭い動きには、ほっそい引っ掻いたような白い線がかかれていてたまらない。
なんかもう…めっちゃ良いもの見たなと、幸せな気持ちでいっぱいです…ありがとうございます。
Netflixでアニメ化するまで応援し続けたいです。
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