絵もこっていて読み応えあって面白い!
なんか痛そうな表紙でちょっと恐る恐る読み始めた。 喧嘩代行という仕事が荒々しい!!そして主人公の彼、めっちゃ仕事して働きまくっている!多分夜に喧嘩代行?体力の塊。 そりゃ神父も悪魔退治にピッタリと目を付けるでしょう! 主人公のバトル技術が高いから褒められると素直に空までテンション上がっちゃうような可愛いところもあって憎めない! テンポよくて面白いお話です!
【2020年6月期シルバールーキー賞受賞作】喧嘩代行で稼いでいたレオをスカウトしに来る、怪しい神父。依頼はなんと、悪魔を倒すこと …!暴力と金を愛する主人公は、土曜深夜のクラブで派手に戦闘(フィーバー)することになるのだが…!?
めっっちゃ面白かった…! 絵が青年漫画っぽくてかっこいい! タイ、ナイトクラブ、悪魔、神父、ムエタイ。丁度いい具合に、異文化とファンタジーと戦いがミックスされたすごくいい読切だった。
金と暴力を愛するタイの青年・レオは、昼間はバイトを掛け持ちし夜は喧嘩代行をしている。ある日、神父・メリィがやってきて、怪我が治るまでの間、自分の代わりに悪魔を殴ってサバトをぶっ潰してほしいと依頼され、土曜の夜にクラブへ向かうことに…!!
初めてレオが悪魔と対峙したときの、悪魔たちの悪魔っぽい発言がすごく好き。「父親のアソコを咥えさせよう」とかすごくぽい。
アクションや悪魔の造形に迫力があるのも良かった。
(△『エクソシズムオーバーナイトフィーバー』雄鶏)
ただバトルだけを描くのではなく、それ以外の日常部分も描写されているのが良かった。
レオとメリィはただ仕事だけの付き合いというわけでなく、いつの間にやらレオの部屋で宅飲みしてて、知り合い以上友達未満の仲になってるのが描かれていてほっこりした。
飲んで泣き上戸になったメリィを、レオが後ろから抱えてるの好き。
舞台がタイということで、レオが子供の頃ムエタイのファイトマネーで稼いでいたとか、ビールに氷入れるとか、端々にうっすらタイ要素が見え隠れするところも良い…!
個人的にはもっとガッツリ外国の描写があるほうがワクワクするんだけど、逆にこのくらい控えめな方が普遍性があって、世界中の誰が読んでも共感できていいのかも。
も〜〜すっかり雄鶏先生のファンになりました。
次回作も楽しみにしています…!!