日本誕生の好きなところ
※ネタバレを含むクチコミです。
●あらすじ●ドラえもんたち五人が活躍する愛と友情がいっぱいの大冒険物語。のび太が偶然発見した化石の卵から、小さな恐竜が生まれた!! 名まえはピー助。とてものび太になついたが、ピー助のことも考え、のび太とドラえもんは、ピー助の仲間がたくさんいた時代、約一億年前の白亜紀にピー助を帰すことにした。途中、謎の黒い男が現れ、ピー助をうばおうとするが、なんとか切りぬけ、ピー助を仲間たちのいる海に帰すことができた。しかし、数日後、のび太とドラえもんは謎の黒い男におそわれたときの銃撃によるタイムマシンの故障で、仲間たちが存在しない別の海にピー助を帰してしまったことを知る。二人はしずちゃん、スネ夫、ジャイアンたちといっしょに、故障中のタイムマシンに乗りこみ、ピー助のもとへと急行した!! はたして、のび太たちはピー助に会えるのか? そして、謎の黒い男の正体は? 大長編ドラえもんシリーズの記念すべき第1作!!
大長編ドラえもんの中で特に思い出深い作品が、「雲の王国」だ。
マンガよりも先にアニメで知った作品だけれど、「地球環境を次々に破壊して他の生き物を追い込んでゆく地上人の姿を見かねた天上人が、大豪雨と大洪水によって地上文明を無に帰そうとする」という展開は、当時の幼い自分にとってはあまりにも衝撃的だった。
そんな天上人の考えを変えさせる最初のきっかけとなったのが、地上の「人間」ではなく「ロボット(ドラえもん)」の捨て身の行動だったというのも、大人になった今考えてみると、深いものを感じる。
自分にとってストーリーと同時に強烈だったのが、武田鉄矢氏による主題歌。今でも心にくるものがある。
原作コミックで聴くことはできないが、詞が見開きページでしっかりと掲載されている。
作者であるF先生と武田鉄矢氏の間で、作詞や作曲に関してどんなやり取りが行われていたのかは知らないのだけれど、本編のドラえもんの行動ともリンクする曲だと思う。
この曲も含めて、今の子供たちにも知ってほしい作品だと感じている。