政治 × ヤクザまんが
柔道部物語の史村六段のモデルでおなじみの史村翔先生(別名義:武論尊)さんの原作に、絵がうまいことでお馴染みの池上遼一先生が作画したまんがです。面白くないはずがないです。すぐ読んでください。 少しだけ浪花節的なじめっぽさがなくもないですが、基本的には良いスパイス程度で、登場人物は皆良い男です。カッコ良す。 欲を言えば、もう少し続いても良かったかもしれないですね。わからないですが。 ■好きになった点 登場人物が魅力的(生き方がカッコ良い) 敵キャラが強キャ(魅力あり) 夢があり、ワクワクする じめじめしてない 絵がうまい 話が面白い(どういう展開になるのか気になる) 一話目から引き込まれる 展開がサクサク進んで小気味良い ■良かったエピソード 一話のラストで、一話の中盤で敵として出てきた人物が「目がピカァ」という感じで味方だったことが判明したシーン。ちなみに光っていたのはメガネと思われます。 敵のボスが絶体絶命のピンチに陥ってなお社民党との連立を拒む点。これは絶対にやってはいけないことですからね。しっかりと矜持を保っている点が良かったです。 政治の解説員として舛添さんっぽい方が出てきて時代を感じる。 敵ボスの散り際(流石すぎる散り際。敵といえどあっぱれ、流石の見識です。敵ボスの格がググっと上がるので、それに勝利した主人公チームの強さも際立ちます) 最後のBLシーン(個人的にはなくても良かったですが、なんとなく見せ場っぽかったので一応ランクイン)
表(政治家)と裏(やくざ)・・。表裏一体という言葉がありますが、政治とやくざが切っても切れない関係性であることを認識させられます。何かを成し遂げるには、キレイごとだけではやってけない、現実の厳しさみたいなモノを教えてもらった気がします。