アラサー女性教師が新しく赴任してきた年下の男性教師と恋愛する話。
有り体に言うとそうなのだけど、その女性教師は既婚男性と不倫していたり、男性教師には婚約者(海外留学中)がいたり、というちょっとした複雑さもある。
それが大人のラブストーリーとして物語をすすめてくれます。

随分前の作品なのですが、定期的に読みたくなる作品の一つ。

女性教師 原多香子(通称タカコ様)は、自分にある種のツンデレの概念を植え付けてくれたからでしょうか。

普段は毅然とした態度でいるのに、恋愛のことになるとモジモジと奥手だったり、ちょっとしたことで「あーあ。」と後悔したり、だけど、意地張って虚勢をはったり…。
なんだかとっても可愛らしいのです。
年上女性の可愛らしさをこれでもかと詰め込んでおります。
ビールをグイグイ飲む姿とか、どツボですよ。

また、作中にでてくる言葉のチョイスもいいのです。
「誰にも選ばれなかったから一人」
「明日の自分は想像できる、一週間後、一ヶ月後の自分も想像できる・・・でも10年後の自分は怖くて想像できない」
「女の旬」
などなど。
なんとも、妙齢女子特有の叫びがリアルで胸が締め付けられます。

最後二人がどうなるのか、最終巻までじりじりさせますが、きっと後悔はしない終わり方です。
リアルな大人な恋愛を楽しみたい方はぜひ。

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だれでも抱けるキミが好き

ただのエロかと思ったら

だれでも抱けるキミが好き
六文銭
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童貞地味男のゴトウとビッチなギャル・アガワさん。 冒頭からアガワさんのビッチさ全開の姿を見せつけられ、ゴトウくんはカルチャーショックをうける。 と、いうのも普段は委員会が一緒で、ギャル特有のフランクさに童貞のゴトウくんは秒でやられて、アガワさんが気になる存在になっていただけに、生々しいビッチさにショックをうけてしまった、、という流れ。 そこで童貞特有の女性に対する幻想に、第3者的に苦しむだけかと思ったら、そんな葛藤も一瞬で、ゴトウくんもアガワさんとやることをやってしまう。 そこが、ひと味違い個人的に面白いと感じました。 ゴトウくんもアガワさんのセフレの1人に成り下がってしまったことで、どこか自分だけは他の男子と違うとか思っていただけに、その落胆さと、身の程をわきまえ始める感じが、哀愁漂います。 ピュアな気持ちなど、最初からなかったのか?と。 アガワさんも掴みどころなく、ポンポン相手を代えるから、またすごい。 そんな姿にゴトウくんが嫉妬で狂いそうになって、今後どう動くのだろうか。 そして、それにアガワさんはどう反応するのかな? アガワさんがヒキ気味だと現実味があって面白いと思ってます。

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ

嘘か真実か陰謀論

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六文銭
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自分が何かと恵まれていないのは、何か大きな陰謀によるものではないか?という、ネットではびこる「陰謀論」がテーマの本作。 主人公は、いわゆる社会的に弱者の部類で、それでも自分にも特別な何か(人生大逆転できるようなものが)あるんじゃないかと日夜怪しいセミナーに通いながら過ごす。 そんな中、偶然出会った大学生の女性に恋してしまう。 関係を深めていくなかで、彼女につきまとうFACTという謎の組織の存在を知り、彼女を守るために接触。 そこは、陰謀論に染まった集団で、自分の境遇の悪さも、彼女と出会ったのも全てが大きな陰謀だったと諭され、気づくと彼もまたその思想に染まりはじめてしまう・・。という展開。 社会的な問題を扱う重そうな感じもあれば、コミカルなヌケ感もある。 現実を描いた漫画だから明らかに嘘っぽくも感じつつも、これ実はファンタジー漫画なのでは?と思うと真実のように感じてしまう。 ついつい、陰謀も本当のように感じてしまう。(ちょっと調べればわかるんですけどね) そんな感じで嘘か真実かわからないながら、自分なんかは読んでいたのでめちゃくちゃ楽しめた。 特に2巻。 主人公が上述した恋心を抱いている女性に、付け焼き刃的な稚拙な持論を展開し、一瞬で論破される様は読んでいてホント痛々しく、ゾクゾクした。 共感性羞恥をこれほど感じたシーンはないと思う。 4巻で最終巻らしいけど、どうオチをつけるか気になる。

珍遊記2~夢の印税生活編~

奇跡の続編

珍遊記2~夢の印税生活編~
六文銭
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小さい頃、色んな意味でトラウマを植え付けられた珍遊記。 当時、絵を見るのも怖くて、だけどドラゴンボールは読みたいから、珍遊記のページにはいかないよう恐る恐るめくっていたのも、今となっては良い思い出です。 本作というか、著者を語る上でもはや絵柄に触れないのは無理なのですが、とにかく子供がみたら泣き出すような絵の濃さ。 特に婆さんキャラのシワがえぐい。 下品な下ネタも満載で絵柄と相まって、初見の方は気分悪くなると思うんですが、、、 著者が、現在、子供向けの絵本作家としても活躍しているというから驚きしかない。 謎に時代を感じる。 さて、本作の内容だか、前作珍遊記の続編という立ち位置だが、前作をなぞりながら、その裏で起きていたことを描きながら始まる。 もう一つの怪作、漫遊記とも繋がっているので両方知っているとより面白いのだが、正直、何も知らなくても大丈夫だと思う。 著者の作品を知ってる人ならわかると思うが、ストーリーはあってないようなもので、とにかく勢いが魅力。 そこは本作も健在で十二分にある。 映画化もした作品だが、玄人受けとか言うつもりもないが、毒にも薬にもならない作品と異なり、モノづくりに携わる人間に、何らかのインパクトを残す作品なんだろうってことは理解できる一作です。

はくばのおうじさま
ハクバノ王子サマ 1巻
ハクバノ王子サマ 2巻
ハクバノ王子サマ 3巻
ハクバノ王子サマ(4)
ハクバノ王子サマ(5)
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つゆダク

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アイドル好きのさえない大学生・卓郎は、超難関であるお台場TVの新卒採用に応募する。サバイバルレースに勝ち残った体力が評価され、特別技術職に内定するのだが、30年ぶりに新人が配属されたその部署の業務内容はアイドルや女優、女子アナとのセックスだった!卓郎にとって夢のような仕事と思いきや…!?

セルフ

セルフ

自分のペースでアプローチしてくる彼女。職場の親睦のためと称した定例の飲み会。そんな状況に微かな煩わしさを感じつつも、抵抗もせず受け入れて生きている国木田陽一。ある時、職場の図書館で貸出人気の高い、マスターベーションに関する学術書の存在に気づく。同僚はその話題で盛り上がるが、陽一には、実はオナニーの経験がなく…!?

帰ってきたサチコさん

帰ってきたサチコさん

『ハクバノ王子サマ』『お慕い申し上げます』の朔ユキ蔵最新刊。予想外の展開とラストに衝撃が押し寄せる表題作ほか、さまざまなキャラクターや状況の「別れと再会」をテーマにした感動の短編集。○収録作品 70年の時を越え、現代に戻ってきたサチコ。10年間暮らした過去との絆を鮮やかに描いた『帰ってきたサチコさん』、幼い頃の荒唐無稽な思い出が蘇る『かりそめ』、引退したアイドルへ憧れ続けた少女の半生『走れみつる』、国を捨てた父と残された者の思い『心ここにあらざれば』、ベストセラー小説と弟の最後の言葉『劇的』の5作品を収録。

神様の横顔

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1935年、演劇を学ぶ少年たちが集う千鳥芸術学校。「舞台の真ん中に立ちたい、スターになりたい」という夢に向かって、誰よりも激しい努力を重ねる少年・千鳥敬太郎と、彼の前に現れた、秘密を抱える新入生・麦蒔摂。“才能”をめぐる格闘の物語がいま、開幕のベルを鳴らす。演劇の天才vs.秀才を描く、朔ユキ蔵渾身の最新作! 努力は才能を超えることができるのか――二人の闘いから目を背けてはならない。

黒髪のヘルガ

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◆この世の総ては一人の"少女"から始まった――。 愛と憎悪、激情と苦悩、そして運命の恋。 朔ユキ蔵が紡ぐ、鮮烈なる浪漫寓話。 ◆"時期外れ"と呼ばれ蔑まれる少女・ヘルガと、心優しき親友エッダ。 美しき青年市長・アードルフと、彼を慕い、嫉妬に狂う「我が罪」の君。 ヘルガに心惹かれていく、冷たい瞳をした「我が手」の君。 そして、塔の奥で眠り続ける、この世界の創造主「少女」。 鐘の音が鳴り響くとき、彼らを繋ぐ運命の歯車が廻り始める――。

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