あらすじ

小津が副担任をおおせつかったクラスの担任教諭は、キレイめな女性教師・多香子。多香子と元教え子と結婚した愛妻家・黒沢先生は、過去にワケありの関係だったみたいで…!?
ハクバノ王子サマ 1巻
小津晃太朗、25歳。3年間の会社員生活から転職し、小田原女子高等学校に社会科教諭として赴任。春爛漫な新天地「女の園」で出会ったのはお年頃の女性教諭!英語教諭の原多香子は32歳の独身で…!?朔ユキ蔵が贈る、女子高ラブ・ストーリー!!
ハクバノ王子サマ 2巻
小津が副担任をおおせつかったクラスの担任教諭は、キレイめな女性教師・多香子。多香子と元教え子と結婚した愛妻家・黒沢先生は、過去にワケありの関係だったみたいで…!?
ハクバノ王子サマ 3巻
職員机の上に婚約者の写真を突然飾りだした小津。だが、婚約者もいるのだけれど、多香子のことも気になる小津。そして、実は多香子のほうも密かに小津にドキドキで…!?
ハクバノ王子サマ(4)
多香子に「告白」され、困って酔っ払った勢いで押し倒してしまった小津!誤って…怒られて…だけど、やっぱりほうってはおけなくて…。これはもう「合コン」しかない!?
ハクバノ王子サマ(5)
ふたりきりで、遠足の下見に行くことになった小津と多香子。その日を翌日に控え、放課後に打ち合わせをするふたりだったが、その最中、小津の携帯に彼女から電話がかかってきた。外見は平静を装い続ける多香子だったが…!?
ハクバノ王子サマ(6)
遠足の下見の帰り道。原先生の手を取り、自宅まで送ると言い出した小津。手をつないだまま、沈黙したまま、歩き続けること数分。とうとう多香子のマンションの前にたどり着くが、ふたりの手はまだ離れない…。
ハクバノ王子サマ(7)
祖母の急病で帰国した小津の婚約者・カオリ。見舞いの場で結婚が来春と決まった。そのことは小津の妹・琴実の口からすぐに多香子へ伝わる。もやもやを抱えた小津は、気持ちのけじめをつけるために…!?
ハクバノ王子サマ(8)
ついに結ばれた小津と多香子。小津の気持ちが次第に傾いていくなか、多香子の心境にも変化が…!?新恋人・江川も現れて、近づいたふたりの距離がまた離れていく…。
ハクバノ王子サマ(9)
新恋人・江川からの突然のキス、突然のプロポーズ(?)。多香子が小津への想いを断ち切ろうとするなか、ついに小津は自分の気持ちを多香子へ伝える決意をする。いつまでも迷ってはいられない!
ハクバノ王子サマ(10)
婚約者がいながらも、ついに多香子に本当の想いを伝えた小津。幾多のすれ違いと迷いを乗り越えて、体も心もひとつになれたふたりの決断とは…!?そして、多香子の白馬の王子様は?愛と修羅場と感動の完結巻!!
つゆダク

つゆダク

アイドル好きのさえない大学生・卓郎は、超難関であるお台場TVの新卒採用に応募する。サバイバルレースに勝ち残った体力が評価され、特別技術職に内定するのだが、30年ぶりに新人が配属されたその部署の業務内容はアイドルや女優、女子アナとのセックスだった!卓郎にとって夢のような仕事と思いきや…!?
セルフ

セルフ

自分のペースでアプローチしてくる彼女。職場の親睦のためと称した定例の飲み会。そんな状況に微かな煩わしさを感じつつも、抵抗もせず受け入れて生きている国木田陽一。ある時、職場の図書館で貸出人気の高い、マスターベーションに関する学術書の存在に気づく。同僚はその話題で盛り上がるが、陽一には、実はオナニーの経験がなく…!?
帰ってきたサチコさん

帰ってきたサチコさん

『ハクバノ王子サマ』『お慕い申し上げます』の朔ユキ蔵最新刊。予想外の展開とラストに衝撃が押し寄せる表題作ほか、さまざまなキャラクターや状況の「別れと再会」をテーマにした感動の短編集。○収録作品 70年の時を越え、現代に戻ってきたサチコ。10年間暮らした過去との絆を鮮やかに描いた『帰ってきたサチコさん』、幼い頃の荒唐無稽な思い出が蘇る『かりそめ』、引退したアイドルへ憧れ続けた少女の半生『走れみつる』、国を捨てた父と残された者の思い『心ここにあらざれば』、ベストセラー小説と弟の最後の言葉『劇的』の5作品を収録。
神様の横顔

神様の横顔

1935年、演劇を学ぶ少年たちが集う千鳥芸術学校。「舞台の真ん中に立ちたい、スターになりたい」という夢に向かって、誰よりも激しい努力を重ねる少年・千鳥敬太郎と、彼の前に現れた、秘密を抱える新入生・麦蒔摂。“才能”をめぐる格闘の物語がいま、開幕のベルを鳴らす。演劇の天才vs.秀才を描く、朔ユキ蔵渾身の最新作! 努力は才能を超えることができるのか――二人の闘いから目を背けてはならない。
黒髪のヘルガ

黒髪のヘルガ

◆この世の総ては一人の"少女"から始まった――。 愛と憎悪、激情と苦悩、そして運命の恋。 朔ユキ蔵が紡ぐ、鮮烈なる浪漫寓話。 ◆"時期外れ"と呼ばれ蔑まれる少女・ヘルガと、心優しき親友エッダ。 美しき青年市長・アードルフと、彼を慕い、嫉妬に狂う「我が罪」の君。 ヘルガに心惹かれていく、冷たい瞳をした「我が手」の君。 そして、塔の奥で眠り続ける、この世界の創造主「少女」。 鐘の音が鳴り響くとき、彼らを繋ぐ運命の歯車が廻り始める――。
試し読み
ハクバノ王子サマ
つめこまれた悩めるアラサー女性の姿
ハクバノ王子サマ 朔ユキ蔵
六文銭
六文銭
アラサー女性教師が新しく赴任してきた年下の男性教師と恋愛する話。 有り体に言うとそうなのだけど、その女性教師は既婚男性と不倫していたり、男性教師には婚約者(海外留学中)がいたり、というちょっとした複雑さもある。 それが大人のラブストーリーとして物語をすすめてくれます。 随分前の作品なのですが、定期的に読みたくなる作品の一つ。 女性教師 原多香子(通称タカコ様)は、自分にある種のツンデレの概念を植え付けてくれたからでしょうか。 普段は毅然とした態度でいるのに、恋愛のことになるとモジモジと奥手だったり、ちょっとしたことで「あーあ。」と後悔したり、だけど、意地張って虚勢をはったり…。 なんだかとっても可愛らしいのです。 年上女性の可愛らしさをこれでもかと詰め込んでおります。 ビールをグイグイ飲む姿とか、どツボですよ。 また、作中にでてくる言葉のチョイスもいいのです。 「誰にも選ばれなかったから一人」 「明日の自分は想像できる、一週間後、一ヶ月後の自分も想像できる・・・でも10年後の自分は怖くて想像できない」 「女の旬」 などなど。 なんとも、妙齢女子特有の叫びがリアルで胸が締め付けられます。 最後二人がどうなるのか、最終巻までじりじりさせますが、きっと後悔はしない終わり方です。 リアルな大人な恋愛を楽しみたい方はぜひ。