自分に嘘をついてはいけない。
ひょんなことから自分の作品(自分では作品とさえ思ってない)が独り歩きして、やりたいこととずれたり周囲から過剰に期待されたりして、ドタバタする話。 嘘は心を殺します、のようなセリフがあり、ほんとにそうだよなと共感しました。仮病や忖度なんて誰しもしたことあると思いますが、人に対して嘘をつくと、その後の自分も引きずるし、嘘をついた相手の顔をまともに見れなくなるし、心は死に、孤独になっていくよなと。 が、本作の本質はそういう罪悪感的なことじゃないんだと最後まで読んで気付きました。むしろ自分に対して嘘をついている状態の方が苦しいということなのかなと。 沁みました。再読すると思います。 ネタバレにならないよう抽象的な物言いになりましたが、ぜひ読んで欲しいマンガです。
画力に関してはひとまず置いといて、素晴らしいテーマだと思いました。
ハゲたおっさんとドラマでよくあるシチュエーションを本気で再現する遊び…面白すぎるし羨ましい。そんな遊び絶対面白いよ!
なので個人的にはそこをもっと引っ張ってほしかった!わりとあっさりおっさんとお別れしてしまったのが残念…
でも最後は再会したし、もう一回想像シェアハウスすればいいと思う!
あとおっさんの描き方が古典的な一本毛のハゲなのが地味に良かった。最近あんまりないよね。笑