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名無し
1年以上前
書きたくなった。許してください。 『猿山』 洞窟編 第3章 早乙女稜 赤崎さんとの戦い そこで俺は誰も死なせたくなかったし、女を殺すなんてできるわけがない!だから俺は落とし穴みたいなところで、赤崎さんと素手で戦うことにした。ナイフを捨てた。女を殴るのなんて弱いものイジメみたいでいやだった。説得しようとしたが、赤崎さんの表情は険しく、カカシみたいだ。何をいっても無駄だ。赤崎さんは「人間はたくさんいるけど猿はここにしかいない!」と言った。それはおかしい!人間には親父や立派な東隊長や下柳さんや尊敬する八木さんもいた。猿にはいないじゃないか。その猿と人間の違いをどうやって彼女に伝えれば良いのか俺は迷った。口下手だからな。 ふと思い出したのは、貴子が妊娠検査薬を見せてくれるところで、それは妊娠していることを示していた。俺はすごく感動したんだ。俺が親父になる……!貴子!ありがとう!名前は男の子なら山頂か鎖場、女の子なら日光キスゲだ。 俺は赤崎さんに、「もうすぐ子供が生まれるんだ」と言った。赤崎さんは女性だから母性本能でマトモになるかと思ったがだめだった。無表情だ。なんでこのひとはこんなに猿が好きなのだろう人間の赤ん坊だって猿みたいなのに。キチになったとはいえ赤崎さんだって人間だから、俺は誰にも死んで欲しくない。 俺の脳裏に林さんが現れて、優しい笑顔で「あなたが生き延びたことには意味がある」といった言葉を俺は噛み締めていた。俺はこの言葉を一生を掛けて取り組まなければならないのだ。だから赤崎さんが生き延びたのにも多分意味があるから気絶させよう。赤崎さんがピッケルを振り下ろした。ヤバい火事場の猿キチの馬鹿力だ!なんかのマンガでアゴを打てば気絶させられると書いてあったことを思い出した。 貴子、宮田、俺に力をくれ! 
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