なんか!なんか!!
2話まで読んで「なんかさあ!!飯田くんさん!!!??」ってなりました。えっずるくないですか??私も主人公と同じタイプなので「やめろ勘違いする!!」って暴れながら読んでました。とか思ってたら3話の可児江先輩もなに!!!もう!!!!キュンキュンが止まらん助けて……。 主人公の心情もすごく分かるし(変わっていく友人と置いていかれる自分、周囲からの目など)、しんどさもあるけど古研のみんながあったかくて尊いです。良い漫画と出会えた……感謝……。
“古研”の3人にまた会える!『やまとは恋のまほろば 1』が装い新たに登場!2022年6月20日より「文春オンライン」にて待望の新エピソード連載開始。悩める女子ならきっと共感する、古墳×恋愛のキャンパスライフ――。Story大学1年生の穂乃香は、大学デビューした友人に気後れし、疎外感を感じていた。しかし、“心のオアシス”古墳研究会(通称・古研)の同級生・飯田くんのことがとあるきっかけで気になりだし、先輩の可児江さんとも急接近!? 「さえない」自分を苛む穂乃香は、古研を通じて少しずつ成長していく。古墳がもたらす、不器用でいとおしい恋の物語。※この電子書籍は2019年9月にLINE Digital Frontierより刊行されたコミックに描き下ろしページを加えた新装版です
2019年の恋愛マンガの中でもトップクラスに素晴らしいと感じた作品です。
「前方後円墳」と呼ばれる位が丁度いいと自認する、デブで非モテのヒロイン。同じ大学に進学した高校からの友人も、大学デビューして垢抜けてしまい住む世界が変わってしまっていて疎外感に包まれる日々。
大学でも合コンの場でも心無い言葉に傷付けられることを当たり前の日常として受け入れ、それが自分の正しい評価なのだと自戒する主人公の心理描写が非常にリアルで切実です。
そうした心構えなので、同級生のイケメンに散々勘違いするような行動を取られても必死に取り繕い自制するのですが、その姿が大変いじましく共感しました。本作は主人公が女性ですが、男性が読んだとしても立場を置き換えて共感できる内容です。
ストーリーの続きも気になりますが、それ以上に場面場面での主人公の感情の描き方に魅力を感じます。
恋愛マンガが好きな方には見逃して欲しくない一作です。