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きょうのイブニングに載っていた『針鼠』が最高だったので過去作を調べたところ、昨年の読切(前後編)がウェブで公開されていたのでワクワクしながら読みました。
デフォルメされて少年漫画的に脚色されていながらも、しっかりと1450年のイングランドらしさが出ているところがすごいなと思いました。
老若男女が入り乱れるラグビーのような「フットボール」も面白かったですし、5年ぶりにハロルドが戻ってきても、父娘が協力しても結局は西チームに勝てない…という、予想外の展開も良かったです。大抵、読切なら主人公が勝って終わりそうなものですよね。いい意味で裏切られました。
この読切を気にWikipediaで「フットボール」を調べたところ、フットボールとは「得点するために指定された相手陣地のゴールにボールを蹴り込む要素を含むチームスポーツの一群」とのこと。納得…!
本作『中世ヨーロッパのフットボール』、そして新作『針鼠』のように、よしおかちひろ先生には今後も面白い中世歴史漫画を世に送り出してほしいなと思います…!
【あらすじ】
かつてフットボールの試合で「レフティモンスター」の通り名で恐れられた男・ハロルドは、5年ぶりに(傭兵と思われる)出稼ぎから戻ってくるが、かつてのような覇気がないため試合に参加せずに眺めていた。
しかし、かつてフットボールを怖がっていたハロルドの娘・アンナが奮闘する姿を見て、レフティモンスター・ハロルドは5年ぶりに試合に参加する。
血腥く泥臭く。全力で必死に遊べ。期待の俊英が放つ、歴史×スポーツ譚。キックオフ!! (イブニング 2018年11号・12号掲載)