舞台は世界各地。好きなんですよね、こんな展開。ただ、これだけだと、”わりと好き”レベルなんですが、この作品は時間も遡ってしまう。時代背景の描写など、描き手の力量が問われますが、期待以上の仕上がりで、”わりと”ではなく、とても好きになってしまいました。内容、の前にまずクリオについて解説しますと、これは表紙に書いてある通り。クリオダイバー=骨とう品や美術品などの物の中に蓄えられている過去の情報世界に潜る人、ということです。そのクリオの男が、世界各地のワケあり物品に込められた過去の因縁を暴き、現代に害をなさないようにする、というストーリー。展開は非常にダイナミック。そして立体的な描写が物語にさらに奥行きを加えています。戦闘機の翼の上、屋上から落ちるさま、素潜りの海中などのシーンが目白押しで、映画っぽいなあ、と思っていたら、著者はそっち方面を目指していたこともあるんだとか。映像的視点もいいですね。これも加えるとまたレベルが上がるなあ。結局、大好きなお話になってしまいました。

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この漫画、雑誌掲載時にちょっと読んで
面白そうだな、と思ったのに
題名も掲載誌も忘れてしまって、読めずにいました。

骨董品で金儲け、の話かと思って読んだら
ワリとロマンやドラマ系の話だったような。
確かに映像的視点が独特でしたね。
実写でやったら技術も金もとんでもなくかかるだろうな、
というシーンがあったように覚えています。
読んでみます。ありがとうございます。

くりおのおとこ
クリオの男
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キリコ

キリコ

目の前で兄の頭が銃弾で吹っ飛ばされた。渋谷の雑踏の中、一瞬、遊佐朗(ゆさあきら)の視線が捉えた女。刑事としての直感が訴える。あいつが犯人だ!裏通りを抜け、廃墟と化したビルへ逃げ込む女。追いかける遊佐も廃ビルの中へ飛び込む。女は榊キリコ、暗殺者だった──。これが血にまみれ続けることになる2人の出逢いだった。

ジャンゴ!

ジャンゴ!

乾仁悟(いぬい・じんご)、24歳。通称“ジャンゴ”と呼ばれるアメリカ帰りのこの男は、数多くの事件を起こし指名手配を受けるも逮捕歴ナシというプロの犯罪プランナー。そんな彼が次に目を付けたのは、ある銀行の金庫で厳重に保管されている50億円の金塊!大胆不敵なジャンゴの計画はあっけなく成功するかに思われたが、謎の美女の介入によって大失敗になって……!?仲間を救うためなら自らを平気で犠牲にする熱い男が繰りひろげる、クライム・エンターテインメント!!

フルーツ

フルーツ

▼第1話/桃-tao-▼第2話/柿山昇天▼第3話/WILD-WILD DESERT CHERRY▼第4話/ヴァンプ・ピノ・ノワール▼第5話/U・ミカンちゃん▼第6話/アフリカの林檎●あらすじ/月刊誌のワイン特集の仕事で、フランスのボルドーを訪れることになった新人記者・黄橡(キツルバミ)と、カメラマンのキョーコ。あまり取材を受けないマダム『ピノ・ノワール』を取材できるとあって、ワイン好きの黄橡は興奮を隠しきれない。だがキョーコは、現地ワイン業界で“女吸血鬼(ヴァンプ)”と恐れられる、マダム・ノワールの存在が気になって…(第1話)。●本巻の特徴/桃、柿山太夫、コニカ・ワイルドチェリー… 時と場所は違えど、いつもそこに存在するのは女という果実(フルーツ)。「月刊IKKI」に掲載された好評読み切りシリーズ、ここに単行本化!!

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