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ネガティブで極端に自尊感情の低い中1男子・トバリが、自分を変えたいと一歩踏み出しバレー部に入部する話。ここだけ聞くと有象無象の部活マンガっぽいですが、この作品は一味違う…!
「人はそう簡単に変われない」という事実を正面から描いているところが最高でした!!
1年半後の先輩たちの引退試合になっても相変わらずネガティブな姿や、「コートの外に出ればいつもの性格に戻るだろう」というナレーションには、プロシュート亡きあとのペッシの戦いと同じくらい説得力を感じました。
そしてだからこそ、作中で描写されていない1年半の間に努力を重ねてきたであろう主人公が、先輩の引退試合で能力を開花させ雄叫びを上げる姿は熱い…!
先輩たちは負けちゃうし、主人公の性格が変わったりしない。
でも確実に少しずつ成長していると、中1と高1の入部時の挨拶からしっかり伝わる。
限りなく現実的な成長速度とその変化にグッと来ました!
ストーリーだけでなく、シャープで迫力のある絵もすごく好きです。(個人的に、マネージャーの先輩がもう少し可愛ければ完璧でした)
読んでいる間、新連載の第1話かと思っていたほどの完成度なのでぜひ連載化してほしい…!
(画像は本編より。髙橋雄一「トバリの向こう」週刊少年サンデー2019年35号掲載)
自信がなくて、人からの目線を気にする中一男子・帳くん。ついバレーボール部に入部。その性格が、意外な方向へと開花する…!!(週刊少年サンデー2019年35号)