ペロ…フグの毒だ…!
体は子どもだけど頭脳は大人な著名な探偵さんが青酸カリ舐めて世界を震撼させたことがありましたが(あれって結局コラなの本物なの)、この探偵もめちゃめちゃ危ないことしよる。 死体の服や持ち物についた食べ物の汁とか平気で舐めちゃう…危ねえ!! こういう大胆な設定は土山先生ワールドでグッとくる。グッとくるものの、主人公の料理人探偵アラカンは人情家だし真人間だし割とちゃんとしたひと。 もっとむちゃくちゃしてもいいよう…!!なんて思いながらも料理の蘊蓄を交えながらサクサク事件が解決するので読みやすかったです。
読めばわかる絶妙な力の抜け具合の漫画と言えば良いのか。「すごい面白いか」と言われるとそうでもない。「面白くないか」と言われるという「いや面白いぞ」という絶妙な感じがいい。あらすじの「料理のウンチクと人情の機微が程よくブレンドされた痛快探偵ストーリー」の通りの内容だった