年上和服美人と画学生の恋
二話目から電車の中で読めなくなるくらい急展開します。 美人なお姉さんに優しくされたり怒られたりするのも見どころですが、芸術を志す若者が青くさく悩む様も丁寧に描かれてます。ノスタルジーな雰囲気ですが現代が舞台のようです。 この作品の前に他誌で連載してた水の色 銀の月がこれの続編にあたる内容なので、作者の経歴どおりに読むと二人の恋の行方を知りながら読むことになります。どっちから読んでも面白いので両方読むのがオススメです。
甘く切なく擬(もど)かしい、ふたりの長い夏の前日。――日吉ヶ丘(ひよしがおか)芸術大学4年生・青木哲生(あおき・てつお)。月下(げっか)画廊店長で、和服が似合う大人の女性・藍沢晶(あいざわ・あきら)。突き動かされるように体を繋げた一夜から、激しくも拙い恋愛が始まる――。
年上の着物美人と青春盛りの芸大生。そして同じ芸術大学の女の子もこの恋路に介入してきます。
エロティシズムと感情の揺らぎ、夏前のむせ返るような湿気、
雨が降っていたり、炎天下だったり読んでて全部伝わってきます。
匂いまで香ってきそうな漫画!
ぜひ5巻まとめて読んで欲しい。
女性を描くタッチと男性の硬派な(もしくはウブな)表情が個人的に好きです。
読んだ後は名作邦画の映画一本見た感じと思ったんですけどどうでしょう!