名無し1年以上前編集巨大ロボット物にたいしてアンチが ツッコミをよく入れてくる点は 「操縦者が乗り込んだらロボットの意味が無い」 「わざわざ合体するのは無駄でしかない」 などの点だ。 確かに、遠隔操作で操ることで、武器が破壊されても 操縦者は安全だ、という点がロボットのメリットだし、 飛んでる飛行機がわざわざ合体してロボットになる ことにあまりメリットは生まれないだろう。 ロボットになってもまた空を飛んでたりするし。 けれどそんなもん超越して、 巨大ロボットは誰だって乗り込んで操縦してみたいのだ。 合体するからカッコイイのだ。 マジンゴーでパイルダーオンして ジェットスクランダーするからカッコいいのだ。 そういう思いはあれど、ソレまでの作家は 上記したような無駄な論理、無用な概念にとらわれたりして 「巨大ロボットに自らが乗り込んで戦う」 という物語を生み出せなかった。 永井豪先生の凄いところはそんな無用な概念なんか あっさりと飛び越えて、そのうえ完成度の高い作品を 一気に作ってしまったことだ。 コロンブスの卵じゃないが、出来そうで出来ないこと。 もちろん実際に完成するに至るまでは 色々と試行錯誤したりと産みの苦しみはあったはず。 激マンでも描かれているが、 スタッフと打ち合わせて意見を出したり引っ込めたり。 ここでさらに永井豪先生が凄いなと思う点は、 何かを判断するときに、 勢いやノリを重視して即決してしかも頑なに拘る面もあれば 他者の意見や後から浮かんだ発想を柔軟に取り入れる面もある点だ。 この「拘ること拘らないこと」の使い分けや判断が凄い。 そして結果論ではあるが、その判断が成功に繋がるのだから。 天才というのはこういう点が凡人と違うのだろうな と思う。0わかるfavoriteわかるreply返信report通報
名無し1年以上前自分は小学生のときにアニメ・マジンガーZを見て、 もろにハマってしまったクチだ。 なので「激マン!」を読んで 漫画やアニメの製作にまつわる裏話や、 アシュラ男爵ってこうして生まれたのか、とかの話が とても面白かった。 超合金とかジャンボマシンダーとか 高嶺の花で手が出せなかったなー とかなど思い出したり。 重要なエピソードとして、 少年ジャンプにマジンガーZを連載するかしないか、 という話が出てくる。 そんな経緯があったんだ、と関心はしたが、 実は私自身はジャンプに連載していたという マジンガーZを殆ど覚えていない。 (しかし弓さやかのHなシーンは しっかり覚えていたりする(笑)) 漫画で記憶に残っているのは テレビマガジンとか冒険王とかに掲載されていたほうの 漫画なんだが、じつはこっちも含めて掲載するしないとか 色々と複雑な事情が絡んでいたんだなあ、ということが 解って、とても面白かった。激マン!マジンガーZ編巨匠・永井豪先生の「ロボットまんが道」
名無し1年以上前自分は小学生のときにアニメ・マジンガーZを見て、 もろにハマってしまったクチだ。 なので「激マン!」を読んで 漫画やアニメの製作にまつわる裏話や、 アシュラ男爵ってこうして生まれたのか、とかの話が とても面白かった。 超合金とかジャンボマシンダーとか 高嶺の花で手が出せなかったなー とかなど思い出したり。 重要なエピソードとして、 少年ジャンプにマジンガーZを連載するかしないか、 という話が出てくる。 そんな経緯があったんだ、と関心はしたが、 実は私自身はジャンプに連載していたという マジンガーZを殆ど覚えていない。 (しかし弓さやかのHなシーンは しっかり覚えていたりする(笑)) 漫画で記憶に残っているのは テレビマガジンとか冒険王とかに掲載されていたほうの 漫画なんだが、じつはこっちも含めて掲載するしないとか 色々と複雑な事情が絡んでいたんだなあ、ということが 解って、とても面白かった。激マン!マジンガーZ編巨匠・永井豪先生の「ロボットまんが道」
名無し1年以上前漫画家の先生の自伝的作品としては 藤子不二雄A先生の名作「まんが道」がある。 その「まんが道」とは時代も状況もかなり異なるが 同じ漫画家の自伝的作品でも、 こういう「まんが道」もあるんだな、 と思わせてくれる作品。 それが永井豪ならぬナガイ激が主人公で、 巨大ロボット漫画・アニメの原点となった 「マジンガーZ」の製作裏話を綴った 「激マン!マジンガーZ編」だ。 藤子先生のまんが道は、少年が漫画家として 自立するまでを自伝的に描いた青春物語だ。 一方、永井豪先生の「激マン!」は、 デビュー数年にして超売れっ子漫画家になっていた プロ漫画家が更に新境地に挑む業界物語だ。 なので漫画家漫画によくあるような とにかくデビューしてなんとか連載を持って、 というような地味な努力の展開とはかけ離れいている。 当事に存在した少年週刊漫画誌5誌の全てに 同時に連載漫画を持つような超売れっ子漫画家なのだから。 いままでにないロボット漫画を描くために、 どこの雑誌の連載を打ち切るか、と悩むとか、 ダイナミック・プロのスタッフとともに アニメ製作会社やスポンサー筋と交渉するなど、 ただ部屋に篭って机に向かってペンを走らせるだけ、という 普通の人が思い描いているような漫画家生活とは かなりレベルも内容も違う、ナガイ激先生の 常識外の漫画家生活が描かれている。 多分、永井豪先生が特殊な存在なのだろうけれど、 「藤子先生のまんが道とはえらい違うな」とか 「ナガイ先生のバイタリティ凄いな」とか ひたすらに驚かされる。 また、この漫画は週刊漫画ゴラクに連載されていたが、 ナガイ激先生がマジンガーZの構想を思いついてから 漫画化、アニメ化されるまでのドキュメンタリー的な ストーリーの合間に、舞台を現代に移した 「リメイク版的マジンガーZ」の新作を 挿入する形で、二つの物語の同時進行で掲載されていた。 このマジンガーもいかにも永井豪的な内容で面白かった。 激マン!マジンガーZ編巨匠・永井豪先生の「ロボットまんが道」
あらすじ大ヒットメーカー永井豪が贈る、必見の回顧録的マンガ道、待望の『マジンガーZ』編!! 知られざる創作の裏側を語り、アイデアの源をバラし、当時の舞台裏を赤裸々に明かす!!ファンはもちろん全てのマジンガーファンに贈る衝撃作!!
巨大ロボット物にたいしてアンチが
ツッコミをよく入れてくる点は
「操縦者が乗り込んだらロボットの意味が無い」
「わざわざ合体するのは無駄でしかない」
などの点だ。
確かに、遠隔操作で操ることで、武器が破壊されても
操縦者は安全だ、という点がロボットのメリットだし、
飛んでる飛行機がわざわざ合体してロボットになる
ことにあまりメリットは生まれないだろう。
ロボットになってもまた空を飛んでたりするし。
けれどそんなもん超越して、
巨大ロボットは誰だって乗り込んで操縦してみたいのだ。
合体するからカッコイイのだ。
マジンゴーでパイルダーオンして
ジェットスクランダーするからカッコいいのだ。
そういう思いはあれど、ソレまでの作家は
上記したような無駄な論理、無用な概念にとらわれたりして
「巨大ロボットに自らが乗り込んで戦う」
という物語を生み出せなかった。
永井豪先生の凄いところはそんな無用な概念なんか
あっさりと飛び越えて、そのうえ完成度の高い作品を
一気に作ってしまったことだ。
コロンブスの卵じゃないが、出来そうで出来ないこと。
もちろん実際に完成するに至るまでは
色々と試行錯誤したりと産みの苦しみはあったはず。
激マンでも描かれているが、
スタッフと打ち合わせて意見を出したり引っ込めたり。
ここでさらに永井豪先生が凄いなと思う点は、
何かを判断するときに、
勢いやノリを重視して即決してしかも頑なに拘る面もあれば
他者の意見や後から浮かんだ発想を柔軟に取り入れる面もある点だ。
この「拘ること拘らないこと」の使い分けや判断が凄い。
そして結果論ではあるが、その判断が成功に繋がるのだから。
天才というのはこういう点が凡人と違うのだろうな
と思う。