ネタバレ
名無し

女子高生の橘あきらがファミレスの店長に恋する、という単純なストーリーながら、この漫画は他とは一線を画している。

登場人物たちのモノローグが少ないにも関わらず、その表情、動き、天気の表現だけで心情を表し、言葉にできない美しさがある。それはもはや、文学のような美しさ。

あきらが店長の一言一言に一喜一憂するさまは、恋する楽しさや苦しさを思い出す。店長が「僕は、橘さんのことが好きなんだ」と気づく場面の表情は、何度見ても胸がキュッとする。最終回の「雪は雨に変わった。発した言葉は、もうどこにもいかない」のモノローグも、頭の中に残り続ける。

恋することの楽しさも切なさも全て味わえる。それは、女性だけでなく男性も。これぞ、少女漫画ではなく恋愛漫画である。

読みたい
こいはあめあがりのように
恋は雨上がりのように 1巻
恋は雨上がりのように 2巻
恋は雨上がりのように 3巻
恋は雨上がりのように(4)
恋は雨上がりのように(5)
恋は雨上がりのように(6)
恋は雨上がりのように(7)
恋は雨上がりのように(8)
恋は雨上がりのように(9)
恋は雨上がりのように(10)
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
さよならデイジー 眉月じゅん初期短編集

さよならデイジー 眉月じゅん初期短編集

魔法が使えたからって幸せになれるとは限らない。だけど――。表題作「さよならデイジー」など、女が抱える強い感情、愚かさと美しさを強烈に描き出した漫画界最注目の俊英・眉月じゅんのデビュー作から各誌に渡って発表された才能の結集とその輝跡・初期短編集。泣いて笑って戦って、優しい爪痕を貴方へ。

文学のような恋愛漫画。にコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。