ビリヤードとヤクザが融合して弾ける稀有な人生ドラマにコメントする
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人気のコメント

名無し
1年以上前
かわぐちかいじ先生の作品の登場人物は 野生的なタイプと理知的なタイプがライバルとして 登場するパターンが多いような印象がある。 泥臭いタイプとスマートなタイプ、ともいえるかも。 「沈黙の艦隊」とか「ジバング」「バッテリー」など。 「獣のように」では 兄貴分の竜三が野生的タイプ、弟分の健次が理知的タイプ。 供に認め合い、馴れ合ってもいるような面もあるが、 互いの違いを理解しており尊重している感じ。 相手に、自分には無い物があることを認識しているというか。 そして竜三は健次を気遣い、 健次は竜三を慕い尊敬しつつも恐れつつ、 それでも近づき超えたいと思っているように感じた。 ビリヤードは基本的に相手を排除して生き残る競技だと思う。 対戦相手がともに勝利者になることはない。 どちらかはポケットに落とされる。 そして実力勝負ではあるがそれだけで落とされるほうが 決まるわけではない。 時により運や流れやその他の要素も絡んでくる。 しかしどちらかは確実に落とされる。 獣のようにでは、野生と理知のどちらが勝って どちらが優れているかという結論が描かれているかと 言えば、描かれているようで描かれていないと思う。 それはビリヤードが確実に勝者と敗者が決まりながら どこか強弱とか優劣が決まったとは言い難い競技で あることと、ヤクザ社会との類似のようにも感じる。 どちらかが落とされることも。
鬼ゴロシ

昏睡から目覚めたジジイによるハードな復讐劇!!

鬼ゴロシ
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)

まだ読んでるところ4話目だけど、かなりハードで面白い!! 街のヤクザたちぶっ倒しまくって無双していた主人公が、5人の仮面被った男たちに嫁と娘を殺され、自分の頭に銃弾ぶっ込まれて植物状態で15年刑務所にいて、出所して子分にお守りされながら飲み行ったら潰した組のやつに包丁ぶっ刺されて道端に放置されて警察に見つかって連れてかれて、運悪く近くで起きてた一家殺人事件の重要参考人として尋問されたら、刑事が自分の家族殺した仮面のやつと同じ話を始めて・・そして、15年の眠りから意識を取り戻す!!!!ここまで一話!! ここから凄絶な復讐が始まる!!!! 熱い!!熱すぎる!!!! 河部真道先生の漫画は、鎌倉末期の『バンデット』、近未来のディストピアを描いた『KILLER APE』と、それぞれ時代こそ違えど、濃くて熱い殺し合いの物語が展開されてきた。 そして今回、ついに現代! そしてこの土地では過去から鬼憑の伝説があるということで土地の背景と業も背負っている!! これからどうやって復讐していくのか、5人は一体誰なのか、ミステリー要素もありつつ楽しみすぎる~!!! 早くも実写映画化してほしい!

獣のように(1)
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