名無し1年以上前編集かつてビリヤード・ブームがあった。 バブルの時代の象徴的なオシャレというか トレンディというか。 プール・バー(ビリヤード場)がアチコチに できた時代があった。 映画の「ハスラーⅡ」や「道頓堀川」なんてのもあったし。 残念ながらビリヤードはメジャーな娯楽になり 世間に定着するまでにはいたらず、 むしろバブル時代の蜃気楼と化している感もあるが。 ヤクザもバブルの時には地上げだなんだと話題になった。 この漫画では、目的のために球を弾く、避ける、落とす、 などのビリヤードの競技性が絶妙にヤクザの生き方と クロスしてなんともいえない味わいになっている。 バブルの時代の狂熱と、その後の凋落を 今となっては暗示的に象徴し感じさせる漫画、 それが「獣のように」だ。 途中からはビリヤード色が薄くなって ヤクザ漫画になるけれど、それはそれで ヤクザという男の行き方「色気」が メチャクチャに弾けまくる。 まさにビリヤードでセットアップから 球を弾くゲーム・スタートの興奮のように。 いまとなってはともに絶滅危惧種になりつつある 「ビリヤード」と「ヤクザ」が、 省みると、バブルとその後の時代を舞台に 絶妙に偶然に?マッチングした かわぐちかいじ適でいて奇跡的な ビリヤード・ヤクザ漫画だ。16わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじ「ヤクザはミエで生きている。負けてカッコつかなくなったら、そいつはもう終わりだ」都会の片隅に置き去りにされた玉突き屋で、倦んだような時間を送る二人のヤクザ・竜三と健次。その二人の前に、竜三のかつての兄貴分の妹・桃子が現れたことから、凪いでいた男たちの心に『獣』の牙が生え始める……!!続きを読む
かつてビリヤード・ブームがあった。
バブルの時代の象徴的なオシャレというか
トレンディというか。
プール・バー(ビリヤード場)がアチコチに
できた時代があった。
映画の「ハスラーⅡ」や「道頓堀川」なんてのもあったし。
残念ながらビリヤードはメジャーな娯楽になり
世間に定着するまでにはいたらず、
むしろバブル時代の蜃気楼と化している感もあるが。
ヤクザもバブルの時には地上げだなんだと話題になった。
この漫画では、目的のために球を弾く、避ける、落とす、
などのビリヤードの競技性が絶妙にヤクザの生き方と
クロスしてなんともいえない味わいになっている。
バブルの時代の狂熱と、その後の凋落を
今となっては暗示的に象徴し感じさせる漫画、
それが「獣のように」だ。
途中からはビリヤード色が薄くなって
ヤクザ漫画になるけれど、それはそれで
ヤクザという男の行き方「色気」が
メチャクチャに弾けまくる。
まさにビリヤードでセットアップから
球を弾くゲーム・スタートの興奮のように。
いまとなってはともに絶滅危惧種になりつつある
「ビリヤード」と「ヤクザ」が、
省みると、バブルとその後の時代を舞台に
絶妙に偶然に?マッチングした
かわぐちかいじ適でいて奇跡的な
ビリヤード・ヤクザ漫画だ。