実写ドラマにも、アニメにもなっただけあって、漫画がおもしろい!
西洋骨董洋菓子店 よしながふみ
キャラクターたちもとてもおもしろいです。
ケーキもおいしそうです。
そして、ケーキ屋さんに訪れる、ケーキに対してワクワクした気持ちを抱いたお客さん(モブ)が見られるのも、また良いです。
ケーキ屋さんで少しだけお手伝いをしたとき、ケーキ屋さんあるあるな面倒くさい客の話を聞かされましたが、だいたいのお客さんはそのお店のケーキを楽しみに来店される方でした。
そして、そのだいたいのお客さんはご機嫌です。
自分を思い返してみても、ケーキ屋に入れば幸せな気持ちになっています。
幸せそうな人たちを見るのは楽しいです。
そして、本編には関わりのないモブな人たちが、ケーキを食べて幸せそうにしている姿も見るので、自分もケーキが食べたくなってきます。
物語はといえば。
何も問題を抱えていない人なんてめったにいなくて。
ケーキが生活を変えるきっかけになって、前向きな未来へ繋がっていく幸せな話です。
明日、ケーキを買いに行こうかなと思いました。
西洋骨董洋菓子店
壮大なタイトルを掲げたけれど、この作品はBLというよりも、傷を負った人がどう立ち直るかがテーマだと思った。ギャグとシリアスのバランスがよく読んでいて飽きがこない。過去と現在にまたがる登場人物同士のつながりもあり、きちんと伏線が回収されている。最終的に劇的に何かが解決されるわけじゃないんだけど、時間は進んでいくという結末も切なくて好き。