歴史を感じた #完結応援
冒頭、85歳まで会って話せる距離にいたなら良いじゃない、と思ったんですけど、どんどん2人の歩んできた道を遡るほどに、いろんな葛藤や後悔があったんだなというのがわかりました。と同時に、少しでも何かが違っていれば、どこかのタイミングから一生再会できなかった場合だってあり得る。思うようにいかないことだらけだったかもしれないけど、なるようになったとも言える。教科書に載らないような人の人生だって、立派な歴史だなと思い知った。 決して結ばれなくても、「死ぬ気で愛した人がいた」という経験は、死ぬまで離さず持っていたい宝ものだと思います。 過ぎたことは変えられないけど、出来るだけ後悔のない人生を生きたいものです。
女学生二人が男の記者を翻弄するところがちょっと小気味よかった。友達もかばって口を合わせていたのかも。男社会で、女性の人生の選択肢も少ない時代に、精一杯の連帯や抵抗だったのかもしれない。だけど、あとで娘や孫娘から見ると、あまり共感されていないみたいな感じが哀しい。私も母の若い時の話をもっと聞いておこう。