歴史を感じた #完結応援
冒頭、85歳まで会って話せる距離にいたなら良いじゃない、と思ったんですけど、どんどん2人の歩んできた道を遡るほどに、いろんな葛藤や後悔があったんだなというのがわかりました。と同時に、少しでも何かが違っていれば、どこかのタイミングから一生再会できなかった場合だってあり得る。思うようにいかないことだらけだったかもしれないけど、なるようになったとも言える。教科書に載らないような人の人生だって、立派な歴史だなと思い知った。 決して結ばれなくても、「死ぬ気で愛した人がいた」という経験は、死ぬまで離さず持っていたい宝ものだと思います。 過ぎたことは変えられないけど、出来るだけ後悔のない人生を生きたいものです。
85歳認知症のおばあちゃんが、過去に何かをやらかしたのでは?という謎と混沌に満ちたエピローグ。
雰囲気もストーリーも文学の匂いを感じる。
今どきの(普通の)孫娘視点から読み解かれるのはどんな真実なのか、続きが楽しみ。