にわか1年以上前編集鳥から連想されるイメージが諸星大二郎の描く世界と化学反応を起こすと、こんなにも不思議な世界が出来上がるのかと驚く。 個人的には、屋上に巨大なカラスを見かけ、探す話が印象深い。カラスから想起される「死」や「恐怖」のイメージと少年たちの大きな鳥に対する「未知」への好奇心が、とある結末へと向かっていくというもの。いい意味で予想から外れた展開となった。やはり特殊な空間を書く能力を諸星大二郎は持っている。0わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじ未来の地下都市で、古代日本で、そして現代のベッドタウンで、謎の翼が、あなたを冒険に誘う!!“鳥”をモチーフに幻想漫画の巨匠・諸星大二郎が腕をふるった全6皿のフルコース!SF、ホラー、古代史とジャンルも多彩。「ここに出てくるのは、たとえば魂としての鳥、空想上の鳥、どこにもいない鳥、鳥ではない鳥……主にそういった鳥たちです」(あとがきより)。描きおろしを含むカラー18ページを収録!!続きを読む
鳥から連想されるイメージが諸星大二郎の描く世界と化学反応を起こすと、こんなにも不思議な世界が出来上がるのかと驚く。
個人的には、屋上に巨大なカラスを見かけ、探す話が印象深い。カラスから想起される「死」や「恐怖」のイメージと少年たちの大きな鳥に対する「未知」への好奇心が、とある結末へと向かっていくというもの。いい意味で予想から外れた展開となった。やはり特殊な空間を書く能力を諸星大二郎は持っている。