名無し1年以上前最後のページで愛子ちゃんがゴミに埋もれたベッドで眠ってたけど、作者のふみふみこ先生がエッセイマンガで描いてた過去の体験談と同じだ。本当に半自伝的作品なんだ。愛と呪い「すべての読者に捧ぐ救済の物語」6わかる
かしこ1年以上前タイトルの「すべての読者に捧ぐ救済の物語」は帯に書いてある担当編集の方のお言葉です。 半自伝的な作品で、強い気持ちがあるから描いているんだろうけど思い出したくないことも多々あるだろうから描くのしんどいだろうな…。 誰にでも大なり小なり酒鬼薔薇的な「呪い」はあると思うんです。自分や世の中に絶望して消えてしまいたいみんな消えてしまえと思うこと、正直に言えば私は今もあるかもしれませんね。 巻末で作者のふみふみこさんもおっしゃってましたが、主人公の愛子ちゃんはこの「呪い」を克服してくれるらしいです。これから先どんなに絶望的な展開があろうが読む覚悟をしておかなければ!愛と呪い「すべての読者に捧ぐ救済の物語」5わかる
あらすじ物心ついた頃には始まっていた父親からの性的虐待、宗教にのめり込む家族たち。愛子は自分も、自分が生きるこの世界も、誰かに殺して欲しかった。阪神淡路大震災、オウム真理教、酒鬼薔薇事件……時代は終末の予感に満ちてもいた。「ここではないどこか」を想像できず、暴力的な生きにくさと一人で向き合うしかなかった地方の町で、少女はどう生き延びたのか。『ぼくらのへんたい』の著者が綴る、半自伝的90年代クロニクル。続きを読む
押見修造の母親に対する感情も興味深かった。