sinkで出来ていたことが出来ていない
漫画家としての作者の実力はここで記述するまでも無い程に圧倒的なのは周知の事実である。しかし、この作品においては、その実力を発揮しきれていない。サスペンスにも関わらずコマ割りが細かくテンポ良く進むため、サスペンスが必要な箇所でなんてこと無い日常の様に進んでいってしまう。ましてや大ゴマにする必要の無い箇所で大ゴマにしてしまっている。絵の造形も不気味な雰囲気が失われギャグのキャラ造形になっている為、ここでもサスペンスが失われる。sinkで出来ていたことが何故出来ていないのだろうか?
姫カットの女子高生が制服着て銃火器や日本刀振り回してるだけで最高なんですけど、ほんと毎度のことながらロマンの塊みたいな漫画描きますねこの作者。そこはかとなく童○臭いサービスシーンも個人的には結構好きです。笑
基本的にはSF的な背景をベースにした異能バトルとサスペンスで、セクシャルでバイオレンスな内容も多分に含みます。前作「エデンの檻」の最終回があまりに衝撃的だったのでそこは少し警戒しましたが普通に良い感じに終わったので逆に拍子抜け。