原点にして頂点の酒漫画
原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。
今週の酒ほそ・ゴラクを読んでの雑感。
・酒ほその連載1300回を称えて巻頭カラーにはするものの
表紙は銀牙伝説ノアなんだよな。
なんかゴラクって表紙はかたくなに硬派・ヤクザ路線の
ような感じ。それはそれで面白いけれどよくわからん方針だ。
・酒ほその連載1300回は凄いけれど、それはそもそも
週刊漫画ゴラクが健在だからこそできたことで。
他の出版社の漫画週刊誌が発行と廃刊を繰り返す中で
漫画ゴラクって地味に凄いよね。
正直、自分でも、ゴラクのどこにそれだけの魅力が
あるのかよくわからん(笑)。
ここまできたら、酒ほその連載が終わるのと
漫画ゴラクが廃刊になるのと、どちらが先かって
世界になりそうな感じ。
・年末(12月)の酒ほそ単行本新刊発売、
カレンダー販売、そして正月明けの
宗達君のオジサン宅での正月ネタは、
年末年始の酒ほそワールドの定番行事。
去年はラズ先生の骨折でオジサン宅ネタがなかったから、
今年は楽しみ(笑)